BMWが電動バイクの「ヴィジョンDCロードスター」を発表!!
開発テーマに乗っ取って作り上げたバイク
BMWグループにある二輪部門のBMWモトラッドは、ミュンヘン(ドイツ)で開催した「#NEXT GEN」にて、コンセプトバイクの「ヴィジョンDCロードスター」を発表したのです。
BMWモトラッドは90年以上にわたり、2気筒ボクサーエンジンを、技術的かつ視覚的な主体的に位置付けてきました。
BMWグループは、現在、電動化に取り組んでいます。
ヴィジョンDCロードスターは、「BMWモトラッドの主体的なボクサーツインエンジンを、モーターとバッテリーを搭載した電動パワートレインに交換したら、どうなるか」をテーマに開発された電動コンセプトバイクです。
ヴィジョンDCロードスターには、本来エンジンがある部分に、垂直に取り付けられた縦型バッテリーを搭載しています。
そのバッテリーの両サイドには、冷却用ファンが装着されているのです。
BMWモトラッドは、1923年にマックス・フリッツが開発したBMW「R32」のボクサーエンジン同様、最適な場所に冷却システムをレイアウトするということが、BMWモトラッドの伝統を再現したものになります。
シートや冷却システムは、バッテリーの周囲に浮かんでいるように見えるデザインになっているのです。
フレームには、縦方向に複数の溝が配され、力強い視覚効果を生み出します。
カーボンファイバーやアルミなどの素材を使用することで、軽量化を追求しているのです。
バッテリーやフレーム、そして冷却システムには、目を引く赤いコントラストが与えられています。
高トルクで力強い加速を可能にした
ヴィジョンDCロードスターは、車体全体をダークカラーで仕上げているのです。
露出しているユニバーサルシャフトやデュオレバーは、古典的なBMWモトラッドの機能を再解釈しています。
フレームにも、初期型BMWのオートバイの特有な特長を反映しているのです。
フロントライトとテールランプは、ミニマルデザインとなっています。
ヘッドライトには、2つの小型LEDレンズがロービームとハイビームの役割を持ち、平らなU字型のLEDデイタイムランニングライトを採用しているのです。
また、テールランプには、2つのC字型LEDで構成され、アルミ製のリアキャリアに組み込まれています。
BMWモトラッド曰く、昼夜を問わずに、BMWのオートバイと瞬時に認識できる特長を備えているというのです。
冷却システムが動き出すことで発進が可能に!?
円筒形の電気モーターは、バッテリーの下部に配置され、ユニバーサルシャフトに直接接続されています。
モーターやバッテリーのスペックは公表されておらず、BMWモトラッドによれば、高レベルのトルクが息をのむような加速をもたらすというのです。
また、大型バッテリーは、アルミ製のフレームの中央に配置されています。
バッテリートリムの表面は、立体的な仕上げられているのです。
冷却システムには、バッテリーのシルエットをわずか前方に傾いているように見せており、躍動感を表現されています。
イグニッションをオンにすることとで、冷却システムが始動し、発進の準備ができたことを示しているのです。
タイヤは、メッツラーが開発を手がけています。
側面には、切手ほどの大きさの5つの蛍光パーツが組み込まれているのです。
走行する際には、この蛍光パーツが反映して、グラフィック効果を生み出すと同時に、夜間の被視認性を高めています。
今後は、電動化されたバイクが 主になる時代に、突入しようとしているのです。
各メーカーも全力で開発に挑んでいます。
これからのバイクに注目しましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?