8年前に将来会社を任せようと思ってた営業マンと女性経理担当者が社内の様々なデータを持ち出して独立した時が、会社の行く末を他人に託すから普通清算で自ら閉じるに切り替えるタイミングでした。 社員の年齢と彼らの家族構成、会社の現預金、収益の状況、自身の年齢など 考えながら、最低限関わりのある方々にはお金の面で迷惑を掛けない事、 誠意をもって尽くしてくれた社員たちには規定以上の謝意を示す事などを 念頭にゴールを見据えながら走りだしました。 結局、ゴールまで8年かけてきました。 全
私が59歳の誕生日に還暦を控え創業74年の小さな会社の後継を考え始めました。 私が年少組の頃、家じゅうに名刺大の紙が貼ってあるのを記憶してて のちに父が連帯保証人になった時の差し押さえの紙だという事が分かりました。 このような幼少の鮮明な記憶は、父から会社を継いで25年の間、歳をとってお金の苦労だけは絶対にしないという固い決意を秘めて経営をしてきました。 会社清算時は社員には規定以上の退職金、誰にもお金で迷惑かける事なく イメージ通りに閉じる事が出来ました。