(イベント開催報告)『「私」から視える、保護室から見える「病」の世界へようこそ!』

2024/4/28(日)に国立市のコトナハウスにて

『「私」から視える、保護室から見える「病」の世界へようこそ!』

のイベントが行われました。

10名ほどの方に集まっていただき、第一部は夏目宮子さん(メ組※ライター)と高野宏さん(メ組長、精神保健福祉士)の対談、第二部は自己病名を主題に参加者と語り合いました。

第一部の対談では、「『保護室』ってそもそも何!?」というテーマで夏目さんご自身の体験をもとに、なかなか一般の方ではイメージしにくい精神科病院の『保護室』について語っていただきました。個人の人権保障という社会課題まで話は及び、参加者のみなさんはとても熱心に夏目さんのお話に聞き入っていらっしゃいました。また、対談のあと、休憩時間にはメ組オリジナルのパフェを振る舞いました。

第二部では、「自己病名」というテーマで参加者それぞれが自分の自己病名を考えてみようという企画を行いました。「べてるの家」ではじまった自己病名という概念は、医師が付けた病名ではなく、当事者が自分で考えた病名を考えてみようというものです。参加者が自分自身について考え、独自の病名を考案します。「私」を視ることによって、自分の状態や感情を表現し、考えることで、改めて「私」を見つめなおすきっかけになったと思います。また、参加者の方々がお互いに語り合い、他の方が実際に考えていることや悩んでいることに触れ、共感や理解を深めるきっかけになったかもしれません。

今後もくにたちメンタルヘルス組(メ組)としてイベント等の企画を考えております。どうかご期待ください。(けい)

※メ組:くにたちメンタルヘルス組

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