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#9 ってか~2021年 東京13日 vol.2

さすが東京だ。
手荷物検査も金探も手際が良い。
ってか、やっつけ気味ではあったけども。

前回、隣接の有明ガーデンで、気持ち悪い妄想を繰り広げ、不毛な時間潰しをしたクニラ。
開場時間になり、入場口に向かうと、ちょうど開場待ち1発目の列が解消していた。

入場導線が複雑だったからなのか、スタッフの段取りが良かったのか、クニラの段取りも良いので、殆ど並ばずに入場出来た。

まずはロビーで「ひなこい」イベントの祝花を探す。
直ぐに分かった。
想像では、もう少しお花周りが写メ混雑しているのかと思っていたが、誰もいない。
ってか、ロビー周りもガラガラだった。

かなり早い入場ではあったが、今までのライブでも、ここまで人が入場していないのを見るのは初めてかもしれない。
何か理由があったのだろうか。
クニラが早かっただけなのだろうか。
まぁ、歩き易くて結構だが。

ロビーでの用事もさっさと済ませたので、早速、ライブ会場内に入る事とした。

有明ガーデンシアターは劇場なので、座席が縦に長い。
アリーナは2階レベルであり、その上のバルコニー席は5階レベル(構造上は4段目)まである。
上の方は、かなり高い。
武道館の小型版または東京ドームシティホールの大型版と言われたりしているが、座席郡が、すり鉢状にせり上がっていると思えば想像し易い。

当然、劇場なので、どの席からも見易い構造になっており、しかも、キャパが8000人程度の大きさなので、かなりステージが近く見える。

クニラの席は、おそらくは神席であろう3階バルコニーの前列。

さてさて、クニラの神席は何処かなぁと、まだ殆ど人が入ってない客先内をメインステージを眺めながら探す。

舞台セットは広島と同じ。
メインステージがあり、上手下手に高台のステージ。
メインステージの奥に高台ステージ。
ビションは上手下手とセンターの上部に設置。
正直、あまり必要ない程のステージとの距離。

そして、今回、クニラにとって1番重要な可動式のセンターステージが。。。あれ?
センターステージはあるが、花道もある。
ただ、可動式ではないのか?

少し不安を感じながら、自分の席に到着。

こ、これは!
カメラ席の真後!
カメラが4~5台並んでいる真後なので、座って見ると完全にカメラが被っている。

ガーン!ある意味見切れ席じゃないか!
立って見るとしても、メインステージは問題ないが、センターステージはカメラと被っている。

しかも!アリーナのセンターステージの後側にPA席があり、
バルコニーの際まで寄れない。
よしんば、センターステージがバルコニーに寄れたとしても、寄れば寄るほど、カメラが邪魔で、殆ど見えないではないか。

ってか、ある意味、位置的にはスタッフ席じゃないか。これ。
東京ホテイソン風に言えば
「いや~カメラアシスタントの席ぃ!」だ。
日給を貰ったろかい!

まさかのドブ席。
期待していた分だけ、裏切られたショックは大きい。

因みに通路を挟んだ隣のブロックでアリーナを俯瞰してみた。
凄い!これぞ神席ってぐらいだ。
遮るものはなにも無いし、しかも近い。

天国と地獄。
そんな言葉が頭に浮かんだ。

その事で、やる気半減まではいかないけども、少しモチベーションが下がった事は確かだ。
ライブ前に期待し過ぎたのがいけない。
ライブが始まるまでに、気持ちを切り替えなければ。
本当はライブに来れただけでも感謝しなければならないのに。
ましてや、どセンターの席でカメラ後と言う事は、メンバーはクニラの方を向いてライブをすると言う事ではないか。
それに不満を抱くなんてバチが当たる。

そんなこんなをツレと話ながらライブが始まるのを待つ。
ツレがいると時間が経つのも早い。

ここからはネタバレ注意。

影ナレを終え、ライブ前BGMが流れると、いよいよライブ本番だ。

客電が落ち、今回のライブコンセプトを伝えるVTRが、メインステージを隠す大段幕に映しだされる。
ど真ん中なので、さすがに良く観えるが。

そして、1曲目の「NO WAR IN THE FUTURE」
アリーナの後からメンバーがセンターステージへ登壇。

当然、クニラの席を中心(ってかカメラに対してなので)にフォーメーションを整える。
センターは齊藤京子。
おおー、メンバーがかなり近くに観えるぞ。

♪ラ~ラ~ララ ララララ ラ~ラ~♪

クニラの席からはメンバーを下方向に観る形となるのだが、やっぱりカメラが邪魔だ。
忌々しい。

その時だ!
メンバーが踊るセンターステージが上に動き出した。

えっ?えっ?
とこまで?どこまで上がるの?
急な展開に、逆に動揺するクニラ。
まさかまさかのセンターステージのリフトアップ!

キターッ!!!!
京子!キターッ!!!



センターステージはクニラの席の3階レベルと4階レベルの中間地点まで上がり、止まった。
若干、目線は上になるが、ほぼクニラの席の目線だ。
否、クニラのための目線だ。
(ってかカメラ目線なのだろけど)

これは神席。
掛け値なしの神席。

カメラがあるので、基本的にセンターはこっち目線だ。
まるでクニラに向けて披露しているようじゃないか。
幾度もライブに行ったクニラが、何度も羨ましいと思った席。

それにしても、
ライブが始まる前にリフトアップの可能性に気が付けよ。
今までリフトアップを観た事だってあるじゃないか。

ましてや、センターステージにメンバーが来て、センターの向きを変えないって事は、壁に向かってライブをやるって事なんだから。
センターステージには柵も設置してあると言うのに。

それだけ、この記事の冒頭で書いた、ライブが始まる前の自席への不満、諦めと落胆を静めるのに、頭が一杯だったのだろ。

また、広島を観ていたので、センターステージは平行に可動すると言う固定観念に囚われていたからでもある。

クニラの「未熟な怒り」が「最前列へ」変わったのだ。
嬉し過ぎる誤算。

正直に話そう。
ツレには内緒だったが、リフトアップした瞬間、ガチでチビった(笑)

次回こそネタバレご免のライブ本番へ。

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