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#43 キュン~2019年 誕生の春 vol.3

欅坂・櫻坂・日向坂のライブに行った備忘録を書こうと思ったのが、クニラがnoteを始めたきっかけであった。
だが渡邉美穂の卒業ショックで頓挫させてしまっていた。
自分ではライフワークでもあると思っていたので、最後まで書ききりたいと思っている。

この記事は昨年の3月にアップした記事の続きであり、しかも2019年の話なので、今更アップしても仕方がないのだが、記事が完結してないのも気持ちが悪いので書きます。

この記事は日向坂デビューカウントダウンライブの記事です。

まずは昨年の3月にアップした記事を参照下さい。
「キュン~2019年 誕生の春 vol.1」
「キュン~2019年 誕生の春 vol.2」


2019年3月5日6日 会場は横浜アリーナ。
クニラは2日間とも参戦しています。
見出し画像はその時に撮ったもの(横アリ正面)

戸惑いの1日目と感動の2日目となるのだが、まずは初日から。

因みに2日目は円盤化(アルバム「ひなたざか」特典映像)されているので、そちらもご覧ください。



2019年3月5日も6日も平日である。
平日開催だとライブに行けない方も多いのだろうが、クニラにとっては平日の方がチケットが当たり易いので嬉しい。

5日、仕事を中抜け直帰で、早くから横アリに向かう。

余談も余談だが、これは言い訳じゃないけど、いつものクニラのこの行動だと、仕事をサボっているのではないかと思われるかもしれないが、サボってます(笑)

但し、クニラは自由に行動出来る立場(自分でスケジュール管理出来る)であり、電話が繋がれば仕事を片付けられる(片付かない場合もあるが)ので、このような行動が出来るのだ。
それでも、この日のために事前に全て仕事を片付けて、しかもトラブルがある場合の段取りも組んでいるのです。

最悪はライブ後に仕事をする場合もあって、意外と忙しい。
だから、逆に有休を取ってライブに行っても、あまり状況は変わらず、結局、その前に仕事を片付けて、段取りを組んでなければ、ひっきりなしに電話対応に追われます。

まぁ、クニラの行動などに興味はなかろうが、これも今から書く記事に、多少は関連してくるので、余談として書きました。
あしからず。

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この日、かなり早くに横アリに向かった。
元々、ライブ会場には早く行くタイプなのだが、この日はグッズで日向坂のサイリウムが販売されるので、いつもより更に早く会場に向かったのだ。

あれは何時頃だったてしょうか?

たぶん14時頃だったのかな?(知るか)
会場に着いたら、既にグッズ売場に行列が出来ており、その最後尾には2時間待ちの表記が書かれていた。

今では会場引き取りやライブ前までに届く通販があるが、この当時はまだその制度はないため、目玉となるグッズがあると、この行列となる。
いや、普段、クニラはライブ毎にグッズを買う事がないので、毎回、行列になっている事を知らないだけかもしれない。

今回の目玉は日向坂のサイリウム(ペンライト)と箱惜しタオル。
しかも会場限定でサイリウムは数量に限り有りだ。
ついでに1人2本までの数量限定でもあった。

これにはファン心理が働く。
まず、記念すべき日向坂初のグッズなのだ。
ましてや「ひらがなけやき」のサイリウムは今まで1種類しか出ていない(この事でも飼い殺し感が分かる)
このハレの日向坂ファーストライブでは、どうしても日向坂のサイリウムを使いたいではないか!

ここで補足を入れると、当時、ファンには日向坂のスタンスが分からないのだ。
要は、今までの「ひらがなけやき」的なものを一切封印するのか否かだ。

日向坂からのファンに理解出来ないかもしれないし、もう少しキツく言えば、別グループのライブに別グループのサイリウムを持参して応援するようなヤツには理解出来まい。

クニラは、サイリウムとか推しメンタオルとは、そのグループのファンのアイデンティティだと思っている。

不遇の「ひらがなけやき」から、日向坂に改名して、即ち欅坂と決別して、晴れてシングルデビューする、その初ライブに、もしかしたら日向坂にとっては忌々しいとすら思っているかもしれない「ひらがなけやき」のサイリウムを使うのには、戸惑いがあったのだ。

結果的に、日向坂は「ひらがなけやき」を一切封印などせず、未だに大事にしてくれているので、この考えは杞憂に過ぎなかったが、当時は、と言うより、カウントダウンライブでは、ファンも手探りだったのだ。
(それは、この日のライブにも表れている)

話を戻すと、そのようなファン心理と転売ヤーも参戦したため、グッズ売場に長蛇の列が出来たのだ。

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このグッズ売場の列は午前から出来ていたらしい。
クニラの14時台でも遅かったのだが、それでも、ここで買わなければ他で買えないのだし、皆が日向坂サイリウムを使う中、クニラだけ「ひらがなけやき」のサイリウムだったらどうしようと言う不安もあり、ただただ2時間並んだ。

列は、横アリの裏側を何度も蛇行し、道を挟んだ公園まで及んだ。

クニラは独りなので、暇をも手余すかと思えば、実は、いつもより早く仕事を中抜けしてきたので、仕事が片付いておらず、しかも2つもトラブルが発生したため、ずっと電話しながら列に並んでいた。

それはそれは大変だった(自業自得)
電話では、中々埒が明かない。
いよいよ「ああ、これは東京(仕事)に戻らないとダメか?」とすら思った。
今から戻れば、グッズはおろか、ライブも観れない。
一応、明日のチケットもあるから、今日は諦めるしかないとも思ったが、どうしても諦めきれない。

もっと言えば、トラブルの2発ぐらいを電話で片付けられないクニラの無能さを呪った。

いーや、そんな事はない。
クニラは今までもっと修羅場をくぐっている。
「絶対にグッズを買って、且つライブに参戦してやる」と決意した。
覚悟を決めれば人間は強いものだ。

一方のトラブルには、もう一方のトラブルで動けないからと、その後の段取りを組み、もう一方のトラブルには、一方のトラブルで動けないからと指示を出す。
そんな電話を繰り返しているクニラは、アイドルのグッズを買うために列に内緒で並んでいるのだ。
この事は墓場まで持っていかなければならないのだが、ここで書いては意味がない(笑)

どうにか危機を乗り切り、トラブルを解決したクニラは、自分の有能さを誇ったものだ(バカ)

そんなこんなで、2時間はあっと言う間であり、ようやく無事にグッズを購入したのだが。。。

手に入れたサイリウムは、サイリウムといえるしろのではなく、何かのオマケかと思うレベルのもの。
何のために2時間以上並んだのかと少し後悔をした。
まぁ、記念品だなと自分を慰めた。

記念品w

こんな出来事も振り替えってみれば良き思い出なのです。


この頃のクニラはいつも単独でライブに行っていた。
グッズを買うのに2時間以上掛かったとはいえ、開場までには1時間はあった。
ゆえに暇をもて余す。
ベビースモーカーのクニラにとっては、喫煙問題も重要だ。

そんな時は横浜アリーナ向かいにある中華屋珍彩楼さんで時間を潰す。
ここは今時珍しい席で煙草が吸えるお店である(今は知らないが)
本当にありがたや。

店内は何組か「おひさま」が居たが、ガラガラな状態である。
珍彩楼さんからすればアイドルのライブなど迷惑なのだろうなぁ。
周辺は混雑するが客足は伸びない、どころか邪魔なだけなのかもしれない。

ここは「おひさま」代表として、この店にお金を落とそうじゃないかと意気込み、おつまみ何品かとビールを頼んだ。
ライブ前に酒を飲むのもどうかと思うがw
店員さんも不思議そうだったが。

正直、適度なアルコールは、逸るクニラの気持ちを静めるには丁度良かった。

緊張が止まらない。
何がって?そりゃあ日向坂の晴れ舞台だからね。
クニラがステージに立つわけでもないのにと言うなかれ。
今でこそ、このライブがどのようなものであったのかは皆知っている。
ただ、この時は誰も知らない。
今でお馴染みのovertureだって無いのだから。
判っているのは、グループのサイリウムカラーが「空色」である事と「キュン」をやるぐらいなのだ。

ーーーーーー

珍彩楼さんから望む横浜アリーナ。
入場を待つファン達。
皆、きっと同じ思いだろう。
「遂にここまで来たか」

今日、この日から、棄てられたアイドル達の逆襲が始まる。

つづく。


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