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#23 期待してない自分~2018年 幕張編  vol.2

クニラはライブ会場に早めに行く。

ギリギリに着いて、バタバタするのが嫌だからだ。
後、隣の人より早く席に着いて、陣地を確保したいからと言う理由もある。

まぁ、結局、1人で行ってるので、時間を潰せないのが、大きな理由なのだけど。

だから、開場時の最初の列に並ぶ事が多い。
その時、意外と周りの推しメンタオルを見るのが楽しみだったりする。

やっぱり人間だもの、十人十色と言おうか、推しメンも様々だ。

過去のライブの記事を書いているが、その時のライブを思い出す際、この開場前の待機列での映像が頭に浮かぶ事が多い。
右前のヤツは○○推しだったなぁとか。
やっぱり○○推しが多いなぁとか、意外と覚えているものだ。

後、1人で来てる客を確認しちゃう。
特に女の子が1人だと気になる。
別に下心とかじゃなくて、やっぱり、ライブに1人で行くのってハードルが高いんだよね。特に女の子は。
それでも来ているのだから単純に感心してしまう。
クニラも1人だから同士的感覚だな。

前回の幕張VOL1で、最終試験がどうのとか大風呂敷を広げた割には、何でしょうか、このVOL2の冒頭の内容の薄さは(笑)

2018年7月10日
幕張メッセイベントホール。

今まで、横浜、東京、大阪、名古屋、そしてこの幕張。
5会場9公演行ってきたこのツアーも最後の1公演となる。

「走り出す瞬間」ツアーの最終日も最終日。
迎えた大千秋楽である。

幕張メッセは展示ホールをぶち抜くと、席によっては地獄のライブ観戦となるが、このイベントホールは当たり外れが少ない。
因みに、この日のクニラの席は、アリーナBブロック、センターステージの横と言う、かなり良席であった。

キャパは9000人弱。
武道館でライブをした「ひらがなけやき」にとってみれば、少し足りない会場だろうが、その分、演者と客の一体感が生まれて、熱のあるライブが期待出来る。

幕張メッセは握手会でも使用している馴染みの会場でもあるし、「ひらがなけやき」が単独で行った最初のホールでもあるので、彼女達には思い入れもあるだろう。

この公演が終われば、とりあえず次の事は考えなくて良い。
そんな思いであろう彼女達が、どんなパフォーマンスを見せるのだろうか。

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【セトリ】※カッコ内は期別とセンター

~影ナレ~
加藤、渡邉
くぅ~、覚えてないわ~。

1.overture
サイリウムが緑一色に染まる会場。
最近ではovertureのVTRがネットでアップされたりして、後から観られるが、この当時は一瞬の作品なのだ。
この時流れてたVTRをもう1度観たいなぁ。
円盤化しないのかなぁ。
(dTVチャンネルの番組でメンバーがVを観ながら当時を振り返ったりはしたが)
携帯アプリのユニエアでは観られるのかな?

2.ひらがなで恋したい(全員-美玲)
皆、セトリも分かってるし、最初からギャンギャンにコールして、会場が完全に出来上がった。

3.おいで夏の境界線(1期-美玲)

4.最前列へ(2期-小坂)

■MC

■ダンストラック
富田のラップからのダンストラック。
幕張でも覚えてない。
本当にやったのだろうか。

5.こんな整列を誰がさせるのか?(1期-美玲)

6.未熟な怒り(2期-小坂)

■MC

7.線香花火が消えるまで(松田、富田、金村)
名古屋の記事で「キレイになりたい」が観たくて、それが幕張で観れたと書いたが、実は観れていなかったと言う(笑)
セトリ調べてビックリしたわ。
サイリウムは緑。

8.わずかな光(美玲)
凄く印象に残っている。
センターステージで歌ったから。
天井から光が降りて来て美玲の手のひらに乗ると言う演出だった。

9.夏色のミュール(東村、井口、高瀬)

10.居心地悪く、大人になった(齊藤)

11.ノックをするな!(加藤、高瀬、東村、富田、渡邉)

12.ハロウィンのカボチャが割れた(潮、加藤、久美、齊藤、高本)
サイリウムは橙。

13.猫の名前(金村、丹生、松田、宮田)
この日から、この曲は2期生の楽曲になった。
他の2期生メンバーが猫耳を付けてトロッコで会場内を回る演出。

■MC

14.それでも歩いてる(1期-齊藤)
これは幕張のみのセトリ。
やっぱり、このツアーの最終会場と言う事もあって、感慨深いのだろう。
この曲は「ひらがなけやき」にとって、1番低迷期で辛い苦しい時の曲。
ドラマ「Re:Mind」の主題歌だが、長濱ねるが抜けて、ドラマも急遽長濱抜きになり、「けやかけ」も殆ど出演せずの時代。
その時代の曲をこのタイミングでセトリに入れたのは、何か思いがあったのだろう。

これはクニラが「今、思えば」だけども。

15.イマニミテイロ(1期-美玲)
これも幕張だけのセトリ。
この曲も武道館代理ライブの時に書き下ろされた曲なので、彼女達が走り出す前の曲。

■MC

16.期待してない自分(全員-美玲)
なるほど。当時は気付かなかったけど、前の「それでも歩いてる」「イマニミテイロ」の2曲を入れたのは、この「期待してない自分」に繋ぐためか。
最不遇の時代の2曲の後に、アルバム「走り出す瞬間」のリード曲を披露して、ストーリーを展開したわけだ。
クニラの深読みかもしれないが。

■MC
寸劇のコーナーが最終回だったはずなんだけど、全然覚えていない。
そもそも、やったのか否か。

15.永遠の白線(1期生)
センターステージで披露。
サイリウムは白。

16.半分の記憶(2期生-小坂)

17.誰より高く跳べ!(1期生)

18.NO WAR in the future(全員-齊藤)
何回も書いてきたが、曲は育てるものだ。
その曲で、どれだけ修羅場を潜るかで、曲に対する信頼ができ、曲も育つのだ。

最近、この曲への扱いが悪い気がする。
この曲は2期生加入後初の全体曲なので、もっと大切にしてもらいたい。

19.車輪が軋むように君が泣く(全員)
サビでは伴奏が抑えられ、観客が合唱するパートがあり、最終日ともなると、客も声が出ていた。
約束の卵より、こっちの曲の方が好きだなぁ。

~アンコール~

この記事は、この千秋楽でのアンコールの話が書きたくて書いた。

久美の呼び掛けで、休業中の影山が登場。
完全にサプライズだった。

会場はこのサプライズに大盛り上がり。
そのうち、会場は赤一色に染まり始める。
影山のサイリウムカラーだ。

影山推しでなくても、皆、サイリウムを赤にする。
ソロ曲とかでもそうだ。
誰かが赤にしようと言ったわけでもない。
自然発生的になるのだ。
クニラはこの文化が堪らなく好きだ。
この文化があったから、後の虹色大作戦が可能だったのだ。

クニラがスティックバルーンに否定的なのも、こう言う瞬間に立ち会ってきたから。

我々は声を出せずとも、サイリウムの色と動きで応援出きるし、ステージに意思を届けられるのだ。

この真っ赤な景色を見たからこそ、影山は2年後に復帰したんだろうなぁと思う。
きっと、そうだ。

マイクを持った影山。
「いつも影って呼ばないでよって言ってるのに、影、影って、みんな言う」と、何故かボヤいていたのを覚えている。
「ひらがなが大好き」とも。

そして、影山はアンコール全曲に参加。
これもかなりのサプライズだ。

20.ひらがなけやき(1期-柿崎)
会場は赤からピンクに変わる。
赤とピンク半々ぐらいで綺麗だった。
1期生最後のオリジナルバージョン(長濱は除外)

21.僕たちは付き合っている(1期生)

■MC
主演舞台「マギレコ」発表。

22.約束の卵(全員)
影山もこの時点ではドームなんて夢のまた夢だったろうなぁ。
もし日向坂が予定どおりドームをやっていれば、影山の復帰は無かったかもしれない。

~Wアンコール~

23.NO WAR in the future(全員-齊藤)
千秋楽なのでWアンコールだ。
今までのノーオーで1番盛り上がったと思う。

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【総評】
ここまで、横浜、名古屋、そして幕張と観てきたクニラにとって、メンバーと一緒にツアーを回った一体感と、それが終わってしまった事への喪失感なのか。
少し感傷的になった。

最後のWアンコールが終わった後、ステージ上で円陣を披露。
そして、メンバーは、会場の通路を全速力で走り、客席後の2階扉から出て行く。

最後に扉前に残った美玲が深々とお辞儀して去り、扉が閉まる。
ツアー全ての演目が終わった。

それは、彼女達の「走り出す瞬間」が終わり、そして、ひたむきに「走り出した瞬間」だった。

おわり。

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