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#10 イマニミテイロ~2018年 冬の分水嶺 vol.4

この日のために書き下ろされた曲
「イマニミテイロ」
この時のメンバーの心境が、そのまま歌詞になっている。

イマニミテイロ
どういう色だ?
唇噛み締めながら頑張って来た色
心の奥で何度も呟いた言葉は何色?
いつの日にかミテイロ

当時は欅坂のファンだったので感じなかったけど、今、聴くと心に染みる曲だ。

【ライブのセトリ】※カッコ内はセンター
正直、全然覚えていないのでセトリを調べ直した。
出来る限り当時の感情で記して行きたい。

まずステージセットだが、今でも日向坂に受け継がれているおもちゃ箱をひっくり返したようなサーカス感溢れるステージセット。
センターステージ後ろにもう一段高いステージが組まれていた。

■影ナレ~金村、小坂、渡邉
うーん、誰が影ナレしたかは、全然覚えていないが、フレッシュな印象は覚えている。
今ならかなり豪華なメンバーだなぁ。

因みに影ナレが始まるとサイリウムを点灯させるのがお約束。
影ナレが終わり、お馴染みのライブ直前曲が流れる。
その曲終わりでライブが始まる事を客も分かっているので、会場内が一気に緊張に包まれる。
その曲が終わるや否やで一斉にスタンディングする客。

そして、会場が暗転。
始まる。。。

1.overture
もちろん世界最強の欅坂のovertureである。
グループのイメージカラーは欅坂と同じ緑。
クニラの席は2階席だから武道館全体がよく見える。
武道館が緑一色の光に染まる。
この時の光景は絶対に忘れない。
これだけで金を払う価値がある。
嘘じゃない。実際に見にいけば分かる。
1万4千人が平均2本サイリウムを持つとして、2万8千本のサイリウムが緑に光るってるのだよ。
そして、世界一のovertureに合わせてサイリウムが一心不乱に振られる。
宗教に近い。
有らん限りの声で「おい!おい!」とコールする。
クニラは涙を流しながらスワション(座りションベン)をしていた。

本家欅坂よりも凄かったのを覚えてる。
このライブまでのストーリーや「ひらがなけやき」が置かれた境遇、このライブに向けての意気込み。
そして前評判の良さ。
最終日だったのでライブ前から異常なテンションだった客。
それが全て解き放たれてのovertureである。
その後何回もライブに行ってるが、この日に匹敵したのは欅坂の東京ドーム位だ。

2.ひらがなけやき(柿崎)
「ひらがなけやき」最初の曲。
デビュー曲と言えないのが悲しい。
サイリウムはピンク。
3日目なので一瞬でピンクに変わる。
日向坂のデビューカウントダウン初日では、みんなお約束を忘れていてピンクが疎らだった。
(2日目は揃ったが)
この辺のお約束を分かってるか否かでライブのキャリアが分かる。

勝負のライブで1曲目にこの曲を選ぶのは当然。

3.二人セゾン(柿崎)
強い曲だが、この曲の見所は、なんと言おうと井口のソロダンスだ。
確か高いステージで1人ソロダンスを踊ったと記憶している。
井口が不器用に一生懸命踊る姿はあまり観れなかった。クニラが泣いていたからだけど。
サイリウムは橙。

4.僕たちは付き合っている
オリジナル曲。元々のセンターは長濱ねるだが、抜けた後は横並び。

■MC

5.語るなら未来を...(齊藤)
あまり覚えてないなぁ。
欅坂の中でも抜群にカッコいいイントロの曲。

6.東京タワーはどこから見える?
欅坂の曲。
これも全く記憶にない。

■MC

7.AM1:27(柿崎、影山、美玲、東村)
欅坂でもかなりクールでダンスフルな曲。
欅坂は平手、小林、鈴本だが、ひらがなバージョンは4人。ダンス選抜かな?

8.青空が違う(井口、潮、影山、美玲、高瀬、東村)
欅坂の「青空とMARRY」のユニット曲。
クニラも大好きな曲で、コールがしやすい曲なのだが、この日、やったことは覚えてない。
サイリウムは青。

9.猫の名前(柿崎、加藤、久美、高瀬)
オリジナルは欅坂の菅井、守屋茜、ひらがなの加藤、久美。
この曲をやったのは覚えているが、このメンバーだったかは覚えていなかった。

10.沈黙した恋人よ(りまちゃんちっく)
歌ってる場面も目に浮かぶくらい、めちゃくちゃ覚えているし、感動した。
サイリウムは青。

11.100年待てば
ねるのソロ曲。
この日はアンサンブルキャストを交えて、1期生全員で披露。
途中で風船が降ってきたが、クニラの席には届かず。残念。
後、サイリウムが紫だったのだが、当日は何故だか分からなかったが、ねるのサイリウムカラーだったんだね。

■MC

■2期生ダンストラック
今では伝説となっているダンストラック。
あいうえお順でソロダンスを披露。
トリは渡邉になるのだが、この頃の彼女のエース感はハンパなかった。
クニラが推しになるのは、まだ先の話である。

12.制服のマネキン(渡邉)
ただでさえ曲が強いのに、2期生ダンストラックからのこの曲はスワションだった。
ダンストラックが終わり、一瞬間があり、制服のマネキンのイントロが流れるのよ。
鳥肌レベルじゃないよ。スワションレベルよ。

なぜ、クニラが美穂の推しになったかは、改めて記事を書くつもりでいます。

■ダンストラック(1期生2期生)

13.NO WAR IN THE FUTURE(齊藤)
2期生加入後の初めての全体曲。
めちゃくちゃノったのを覚えている。

■MC
2期生のみ。2期生の自己紹介。
金村回しらしいが、全然覚えてない。

14.それでも歩いてる(齊藤)

15.永遠の白線
これもよく覚えている。やっぱり好きな曲は覚えてるものだ。
間奏中に客席に向けてサインボールをノックしてた。
当然クニラの2階席まで届くわけもなくだ。
今のかとしなら届いたかも(笑)
サイリウムは白。

16.手を繋いで帰ろうか
例の振り付けは一生懸命踊ったが、難しくて、会場全体は決して揃ってなかった。
本家の「ゆっかねん」はラストに指で相手の唇を触るのだが、ひらがなの「きょんあや」は頬にキスして驚いた。

17.誰よりも高く跳べ!
これが伝説のフライング久美だ。
後、曲の途中でソロダンストラックがあった。
会場は半狂乱気味に盛り上がった。

18.太陽は見上げる人を選ばない
本家欅坂でもよくラストに使う曲。
前の「誰跳べ」が盛り上がりすぎて、まったく覚えてない。
サイリウムは赤。

~アンコール~

■VTR

19.イマニミテイロ(美玲)
当時は地味な曲と思っていたし、そもそも円盤化してないからね。ビションに歌詞が出るから意味は分かるけど。
今よりは染みなかった。

■VTR
クニラは意外とライブ運がある。
持っている。
クニラが行ったライブでは、歴史的場面に立ち会う事が多い。
この日もそうだった。
日向坂の苦労話をVTRにまとめる際に、よく流れる映像。
ひらがなけやき単独アルバム発売決定の発表である。
その発表を生観戦している。
泣き崩れるメンバー達。まさにあのシーンだ。

20.世界には愛しかない(影山)
影山渾身のオープニングシャウト。
影山はちょいちょいシャウトしているイメージがある。日向坂で復帰してからも結構シャウトしてる。

21.W-KEYKIZKAの詩

~Wアンコール~
アンコールが終わった後、会場明かりが点かない時のドキドキ感ったらないね。
この日もそうだった。

22.誰よりも高く跳べ!
日向坂になった後も含めて、この日の「誰跳べ」が1番盛り上がったと思う。
もちろん本編で相当盛り上がったフライング久美の「誰跳べ」よりもだ。
如何に盛り上がったかが分かるだろう。
メンバーも最後の最後の曲だし、3日間やり抜いた達成感と、プレッシャーからの解放感。
そしてライブを成功させた安堵感で、テンションはMAXを超えていたと思う。
これで当分寝たきりになっても良いと言う位の勢いで、この曲を披露した。
それに応えるように客席も狂乱状態だった。
クニラもスワションでグルグルだった。
ラストの♪誰よりも高く跳べ♪をワンコーラス延長する程のノリ。
メンバーも振り付けなど無し。
客を煽るだけ煽って、このライブの幕は降りた。

【ライブの総評】
大、大成功のライブだった。
「ライブのひらがなけやき」
この日を境に、そんな評価となった。

崖っぷちのアイドルが、起死回生の大勝負に勝ち、僅かな光が彼女達の未来を照らし始めた記念すべき日。
そこに立ち会えたファン達の誇り。

クニラはクニラで同様に、この日を境として、応援の比重は完全に欅坂から「ひらがなけやき」にシフトした。
慌てて申し込んだ2期生の「おもてなし会」の抽選がハズレて、それは未だに後悔している。
だから、その後の彼女達のライブは「女房を質に入れても」行こうと決めた。
(質に入れる女房は別居中だけれども笑)

よくアイドルファンは○○新規のような言い方をする。
クニラはあまりその言葉を好きではない。
何故なら、ファンである尺度は、長さではなく深さだと思っているから。

それでもクニラは敢えて言う。
「ひらがなけやき」「日向坂46」において、
クニラは武道館新規だと。
そしてそれを今でも誇りに思っている。

おわり。

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