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OM SYSTEM 90mmマクロ使用レポ!(2) 深度合成編

フルサイズ換算で180mmの望遠マクロとなる、「M SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」。
さすが望遠マクロだけあって、絞り開放だとピントが極薄。


絞り開放で手前のシベにピントを合わせると、すぐ奥のシベはもはや被写界深度から外れてボケてしまう。

じゃあってんで、絞りをF8にして撮影。


奥のシベにもピント来ました~!
だけど、絞ったことで背景の円ボケも小さくなり、背後の枝も形がちょっとはっきりしてしまった。
なんとなく画面全体が騒がしくなった感じ。

そこで深度合成。

深度合成にするとちょっとトリミングされて画角が変わります。

絞り開放で深度合成することで、背景のボケは変わらず奥のシベにはしっかりピントが来た!

もういっちょ。白梅。


これも手前のシベにピント。やはり奥のシベはボケてます。


絞りF8にすると奥のシベにもピントは来たけど、背景にある花の形が見えてきてちょっとうるさい印象に。

そこで深度合成。


はい、シベにはピントが来て、背景のボケは絞り開放と変わらず。


大きくクローズアップしたときにあまりにもボケている部分が多いと、なんとなくボヤけた印象になりがち。
でも背景は大きくボカしたいので、絞りは絞り込みたくない。
そんなとき、深度合成は強い味方になってくれそう( ^ ^ )


体では感じない微風でもゆらゆらゆれてしまうほど風に弱い梅。
普通に撮るだけでもピントが大変なのに、そんな梅で深度合成撮影はちょっと無謀ですわ(;´∀`)

マクロ大好き「クニさん」/足元の小さな世界で命を輝かせている花や虫たちの姿に心踊らせ、癒され、幸せを感じる日々/写真家/花マクロ/ブログ『マクロダイスキ!』/日本写真講師協会認定フォトインストラクター/「クニさんの花マクロ写真塾」主宰/https://kuni-hiro.com/