【シバちゃんと学ぶ意思決定の本質】

シバちゃん界隈(株)&シバちゃん界隈(ミリタリー)へ


 人間っていう生き物は普段から当然のように思慮を巡らせているよね? 全ての行動に一人一人の意思決定が作用しているの。勿論意思決定は一人で考えるものだけど、ここでのクエスチョンはその意思決定に至る過程でどのような“介入”があったかを自分で気づくことが出来ますか?っていうのを一人一人が考えて欲しいのです。

例)「今日のお昼何にしようかな~?」→「お蕎麦にしたら? 」→「よし!そうしよう」

 すっごいシンプルだよね? 今日のお昼は何を食べようか? というのは貴方の意思です。でもそこに他人の意思が介入してきているよね? そこで最終的に貴方が決めた判断は他人の意思決定に沿ったものになりましたね。

 結果論としてそれが良いか悪いかはまた別の話。ただ、ここにおける事実は、他人の意思決定が自身の意思決定に介入したということ。

【なぜ“介入”を把握しないといけないのか?】

 簡単に言えば、自分は“なぜ”そういった考え方に至った経緯がわからければ、自分の意思を相手に言葉で伝えることが出来ないからです。アウトプットの作業ですよね。例えば、面接で「○○だと思います」と言った後に面接官に「なぜですか? 」と問われた際に的確なリプライが出来る人間は僅かです。まぁ大半の人間がそれを想定して“テンプレート”を作るのですが、正直、”三流のやり方”です。「独自性の無い模範回答」、「その場凌ぎ」だから三流なのでは無く、「本質的に理解していない」から三流なのです。

 まぁわかりやすく言えば物事を本質的に理解していればすぐに答えは出ます。簡単な例えを出せば、「リンゴはどのようなものですか? 赤色でスッキリした甘みのある果実です」別にテンプレートの答えがある訳じゃありません。でも答えられます。何故なら本質的に“リンゴ”という物質を理解しているからです。まぁ世の中、緑色のリンゴもありますから、それも詳細で付け加えるとより相手に自分は何のことを喋っていてどれだけの知識を有しているかが伝わります。

 自身のステイトメント(主張)の中でどこが自身の意見でどこからが他人の意見なのかを区別出来ない人間は言わば”介入“によって支配されていることを意味します。まぁどういうことか、又何故それがダメなのかを事例を踏まえて見ていきましょう。

【思想・主義へ身を任せるのは三流人間の手法】

まぁ結論を先に言いました。こういうことです。「自分は○○主義者だ!」、「○○賛同者だ!」そういった立ち位置を築くことで思考することを放棄しているんですね。わかりやすく言えば“ハッピーセット人間”です。

数あるバリエーション中から試行錯誤して選択するのが面倒なため、あらかじめコンテンツが決められたハッピーセットを選択します。自身で中身の決定権はありません。ですが、食えるものは揃うのです。それで満足しているのです。自身で”考える“ことを放棄していることに気づけないんだよね。

「思考の合理的アプローチの損失」

例)自分は自民党主義者であるため日本共産党は支持出来ない。

まぁ上記のハッピーセット人間にはこういうタイプの人間が非常に多いのです。政治に関してはそれぞれの主張があるのですが、まぁ“例”で行くとね。国政で自民党を応援しているから、地方自治でも自民党を応援しなければならないと脳みそが勝手にマインドロックしているんですね。勝手に○○党公認の代議士候補にでもなったつもりなんでしょうw

 実は、全体的に見ても日本共産党の地方自治政策は堅実で目を張るものがあります。無駄な公共事業もありませんし住民の生活及びに公共福祉の拡充を第一目標に置いていますからね。逆に自民党はダムや高速道路など大きなプロジェクトが多く利権がらみの相変わらず汚い行政が多いです。まぁこれは私の意見ですが、地方行政は10年のサイクルで見て、最初の1.5年~2.0年を自民党にさして8年程度を無所属・共産党にさせるのを繰り返すのがベストだと考えます。

 少し話がそれましたが、ハッピーセット人間は目的が自分の信じる主義に従うことと化してしまい、合理的選択が出来なくということを言いたかったのです。結論ありきで展開される愚かさに気づけ無いんですよ。もっと言えば強い信念は持っているけど、自分の意見を持っていないただのロボットです。言い方悪いですけどAIで事足ります。

「シバちゃん界隈(ミリタリー)における事例」

 ハッピーセット人間は1か0の二極化が大好きです。国産装備品主義者又は外国製装備品主義者とかね。某軍事ジャーナリストのK氏なんて苦労していると思いますよ。情弱で文章もまともに読めない人間どもにあーだこーだとイッチョ前の批判をされるのですから。K氏は一度も国産兵器が全てダメだなんて言っていませんし、自身で外国製装備品主義者だなんて明言していません。「選択と集中」をするべきだと言っているのです。それに関しては私も同意見です。

この国際分業が当たり前の時代に完全国産だ!なんて言っているバカがいるのだから驚きます。まぁこれは民間市場を見てもわかります。亀山モデルなどがいい例えでしょう。いい意味でも悪い意味でも妄信的な国民性です。日本製=なんでも高品質が頭に固定概念として築かれているのです。

 また、技術がある=実用可能ではありません。幾ら優れたものでもコストパフォーマンスに合わなければそれはただの欠陥品です。技術的な欠陥ではなく費用対効果の欠陥です。公共政策で最も重視しなければならないことです。カタログスペックとマニュアル戦術が大好きな兵器オタクの人間がよく軽視する点です。

 出来る部分は国産にして出来ない部分は補うためにあるのが軍事同盟です。まぁ防衛省&経済産業省そして国民もそれを理解していないのでしょうがないですね。実績もクソも無い三流のクセに完成品の輸出に固執する体たらくです。民間企業は本質に気づいていて官庁の邪魔を受けずに素材・パーツで軍事技術に“転用可能”なもの輸出をしていますがね。(笑)

最期にトドメを刺すと、国産だ!日本製だ!なんて妄信的に叫んでいる人間程、国産品の保有率は少ないです。言わば、現代のグローバル経済の基礎も理解していない人間は仕事が出来ませんからね。相対的な所得も低いでしょう。無駄にクソ高い日本製には手を出せません。一番いい例えが、食品でしょう。(笑)テレビ・スマホなど目に付くものだけ日本製で身にまとって、日本万歳オーガズムを感じているような人間です。まぁその電子機器の中身をどこが製造しているか知ると驚愕するでしょうけどねw。

「シバちゃん界隈(株)における事例」

 まぁ資産運用をしている人はそこまで頭があんぽんたんな人は居ないので、少ししか言いません。

「株セミナーに参加して億トレの人について行くだけでは同じように億トレにはなりません」先に断っておきますが、決して株セミナーそのものは否定しませんし、堅実に安全に資産を増やすための手段。自分で情報収集が苦手だから「戦術的に追従する」という考え方もありますからね。しかし二つのことに気を付けることがあります。

・”ビジネス”を知る
・決断の決定権

≪“ビジネス”を知る≫

 まぁTwitterで有名な某狼軍団なんて良い例えです。カルト宗教です。(もう一回言うけど否定している訳じゃないよ!)狼さんの素晴らしいビジネス采配だということです。言わば妄信的なフォロワーを一定数付けるのが上手なんですよ。そもそも、よく考えたらわかる話なんですけど、月額僅か数万円で自身が死に物狂いで考えた年間数億円稼ぐ方法を全て教えてくれると思います? そんなむしの良い話聞いたことあります? 世界的に有名なマジシャンが観客の前で種明かししているようなものです。

 如何にも全てをさらけ出しているかのように見せるのが狼女王の戦法です。また、自分の信者を増やして自分に都合の良い銘柄を買わせて撤退する時は三十六計逃げるに如かず。勝ち逃げです。ウルフだけに群狼戦術(ウルフパック)で獲物を狙いますが、獲物の一番美味しいお肉の部分を取るのは女王です。

考えて見てくださいよ。みんなと同じことしているだけで億稼げる訳が無いでしょう?

 出来るものなら彼女を参考に私もカルト宗教的な界隈を作って自分に都合の良いチャートを作りたいものですよ。完敗です。相手にもされていませんが・・・(笑)

≪決断の決定権≫

 まぁ、多くの方が著名な大株主さんを参考していることがあると思うのですが、最終的な決断は自分で下すものです。“そんなもんわかっとるわ!”と心の中で思われた方が多いと思いますが、最初の話に戻ります。意思決定のどこで“介入”しているかを知らなければならないということです。

 過去にありませんか? “あ・・・売ろうかな・・・でもあの大株主さん/エコノミストさんはまだホールドだってツイートしていたな・・・”これで決心が揺らいだことはありませんか? 貴方の意思決定に介入しているのです。忠告点は二つ。その人がツイートした内容=事実だとは限りません。人間は我が身の為なら幾らでも噓を付きます。もう一つは大株主でも損をすることはあります。勝率100%の軍師がいないのと同様に100%勝てるトレーダーなんて存在しません。

 まぁ私当たり前のことしか言ってないんですけど、人間って面白いことに当たり前のこともこなせない人間なんですよ。私だって今日朝起きて毎日しないといけないベッドメイキングするのを忘れました。当たり前は難しいのです。

好きな人の言うことに必ずしも全て賛同しなくていいのです。別に忠誠なんて必要無いです。相手の思うツボです。

まぁ、シバちゃん界隈の皆さん優秀なのでこれ以上言わなくてもいいでしょう。

【ハッピーセット人間の二つの側面】

 言わば相手に自身の意思決定を全て身に任すのは隷属的であると同時に楽なのです。自身で考えなくていいというのは人間にとって一番楽なのです。俗に言われる“信者”ってそういうものなんですよ。

良い例えが、宗教ですかね・・・「主は○○と仰った!」信者達は結託、時には対立して思想を広めますが、最終的に帰結するのは主の崇拝です。主は何もしていません。ただ、傍観するだけで勝手に信者達が物事を進めてくれるのですね。

 政治家や芸能人、アイドル、最近ではソーシャルメディア上の人気者。そういった人達のサポーターが代弁者になるのです。言わば“使われる”のです。自身の意思決定に介入されていることに気付けなくなるんですね。

ハッピーセット人間なんて結局必要無いんですよ。AIで事足りますからね。

【自分に都合の良い本質を形成する】

 これらを理解した上で次のステップへ行くと・・・

シバちゃんの会話の中では“本質”という単語が頻出するかと思いますが、「本質の本質を語れば本質なんて言うものは存在しないんです。」本質なんて言うのは自身にとって都合の良い解釈です。しかし、その解釈を如何に相手に納得させられように伝播出来るかがキーです。別にこれには学力も財力も社会的地位も必要ありません。ペテン師としての能力が問われますね。

一流のビジネスマンは一流のペテン師です。
一流の政治家は一流のペテン師です。
一流の教育者は一流のペテン師です。

 自身の提唱する“本質”で世論を形成するのが得意なのです。ビジネスマンは商談の場で、政治家は政治の場で。教育者は教育の場で。

全員の共通点は相手を魅了して自身の噓を相手に気づかせないことです。

それが出来れば皆さんは“介入される側”から“介入出来る側”へと変われますよ~

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