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農業分野の働き方改革

先日、燕市にある株式会社アグリシップさんにお邪魔していました。

事業内容は米を中心に梨やブロッコリーの栽培、つまり農業です。

この会社が取り組んでいる直播栽培やドローン活用、はたまた超カッコいいトラクターや徹底的に清掃が行き届いた農舎などは確かにユニークで先駆的でフックも効いていて、改めて拙ブログでも紹介しようと思っているのですが、それらの帰結として生じた事象の1つひとつを拾い上げても、アグリシップさんの会社の凄み、本質を捉えることはできません。

アグリシップ代表の佐藤さんが思い描いている基本コンセプトは「(自分がリタイアしても)持続可能な農業経営基盤を確立する」こと。

そのため、経営形態をその経営を(第三者にも)引き継ぐことのできる株式会社としたり、若年層(次代の担い手)が働きやすい環境を作るため、土日の完全週休2日制を実現したり(農業分野では現時点では極めて異例なこと!佐藤代表も従業員も本当に休んでいるのです!)と努力を怠らず、その努力の過程の中で必要不可欠な手段として取り入れたのが直播栽培やドローン活用ということなのです。

でも…

最大の凄みは経営の安定化への目配り!

効率化を進めるための機械化、DX化は往々にしてその投資回収の見通しが立たず、かえって持続可能性に傷を付けてしまう場合が儘あるのですが、アグリシップさんはここが凄い。

当初計画を前倒しして黒字化することに成功しております。

あまり具体的に書くことが憚られるので、あまり凄みが伝わらないかもしれませんが、とにかく凄いのです!

これももしかしたら、中小企業の集積地である燕三条地域という文化土壌が影響しているのかもしれませんね。

いずれにしても、農業の明るい未来を具現化する素晴らしい方にお会いできて、無限の可能性に向けた「何か」を掴むことができました。

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