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漫文駅伝『ぬらぬらなるままに』第1回 ぬらぬら

どうも!
苦肉祭の末っ子こと「ぬらぬら」です。

まさかワタクシぬらぬらが苦肉祭のnoteでなんやら書いてるとは2年前の僕は思わなかったはずです。

まず200回以上続いて歴史のある苦肉祭を僕は2年前まで知りませんでした。申し訳ありません。

この苦肉祭に出会ったきっかけが2022年2月26日の「苦肉祭201ノーガード人生」のお手伝いでした。場所は亀戸カメリアプラザ内カメリアホール。

まず大阪吉本の頃の3年先輩であるピン芸人、たなしゅうさんが出演されるということでお手伝いで来てくれないかと連絡があり受付をやることに。

会場デカいぞ…入場間に合うのか。
あかん!
ギリ超えとる!
やだぁ。怒られるやん。でもしゃあない。
だって30分しか無かったもん!

と自分に言い訳をかまし、どうにかお客様を会場に誘導しひと安心していると一緒に受付をしたSTAFFさんに「芸人さんでしょ?今はもうやることないから早くネタ見に行っていいよ。見学しにきたんでしょ。」

待ってました!やったぁ!!!

メンバーは最初に確認してたので街裏ぴんくさん、三浦マイルドさん、ねづっちさん…豪華なピン芸人そして漫談祭り。これを見学できるのは嬉しいわけです。

いざ会場に潜入し、確かルサンチマン浅川さんから見させてもらったと思います。

めちゃくちゃウケてて、めちゃくちゃ面白い…

このときワタクシは芸歴13年目…若手のライブやそこいらのライブに参加するとほとんど芸歴や年齢が下の子達ばっかり。そんな中漫談やってるひとなんてほとんどいない。

僕が知らないだけ。

ルサンチマン浅川さん恐るべし…なんて生意気なこと思っていたら街裏ぴんくさんが登場。

もちろんウケてる。すごい。

…てか会場のお客様の年齢が少し高めだ。
若手ライブじゃないからそりゃそうか。

よりウケるの難しいよな。

なんか知らん世界過ぎて、全員化け物に見えてきて、カッコよくて、13年で見えてなかった異世界に放り込まれた感じで自分に呆れたしワクワクしてました。

手に汗握りながらネタをずっと見てたらLINEがたなしゅうさんから入り「袖で見ていいらしいよ」との連絡が。

ドキドキしながら裏に回って下手から上手に行くために舞台の後ろを通っていたら1人足を組んで昼寝してる人が…なんやこの環境。今までライブでこういう人見たことないぞ。こっわいなぁと思いながら上手にスタンバイ。

次々に舞台に化け物(ヒーロー)が笑いを起こして去っていく。

聴いたこともない量の下ネタをぶん回す横須賀歌麻呂さん。

会場の沸き方が尋常じゃない冷蔵庫マンさん。

コントで空間を自分のものにしてたしゃばぞうさん。

マニアックものまねで無双するウクレレえいじさん。

悪い替え歌で拍手喝采の三平×2(みひらさんぺい)さん。

初めて生の「ととのいました!」破壊力のねづっちさん。

広島弁講座で会場揺らしたR-1チャンピオンの三浦マイルドさん。

数々の化け物、いやアパッチたちが会場を笑いの渦に巻き込んでいく。

カッコいいなぁ。スゲーなぁと呆気にとられていたら舞台に向かうGパン姿。チェーン付いた財布…何か見たような。

あっ!!!さっき裏で足組んで寝てた人だ!

それが初めてのユンボ安藤さんでした。

舞台に向かうユンボさんを見てるときに袖にいたぴんくさんが「あの人ヤバいぞ」と一言。

ヤバいってなんやねん!

そんなヤバい人がダルそうに舞台に出ていき呼吸をするように笑いを起こして袖に帰ってきました。

この人ヤバいわ。

なんやこの人!さっきまで寝てた人と思えないほどのするどさ。なんかヘラヘラして穏やかなのがより猛者感出てて痺れました。

以後散歩に誘ってもらったり酒呑んだりするとはこのときは思うわけ無いですよね。

そして大トリ居島さんこと「大本営八俵」さんの登場。地元だったということも僕は全く知らないままネタが進んでいくわけです。

何が起こってるのかよくわからない!

声が尋常じゃないデカさ!
音圧ってもんが殴ってくる感じですよ。
会場も待ってましたとドカウケからの拍手喝采のオンパレード。

たぶんあの日の細かい記憶はございません。
あの時に思ったことは一つだけです。

同じ舞台に立ちたいなぁ。

ライブが終わって電車で帰ってるときにたなしゅうさんが「ぬらちゃんが漫談やっていくならここで修行できたらエエな」

ぴんくさんが「もしぬらぬらが興味あるならお願いしてみたら」

それから数日後3月29日の苦肉祭のお手伝いが決まって興奮したのは今でも覚えてます。

そんなワタクシぬらぬらの苦肉祭との出会い編でございました。

ちなみにですが画像をよく見て頂いたらひっそりと写っております。

お分かり頂けただろうか?

真ん中にうっすらこの日の記憶が無いぬらぬらが写り込んでいる。

〈続く〉

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