プロフェッショナルとは
どんな仕事でも、どんな役割でもいい。
プロフェッショナルとは一体どう言う人のことを言うのだろうか。
お金をもらう事がプロフェッショナルでもない。
特殊なことをやっているからプロフェッショナルでもない。
私が考えるプロフェッショナルとは、
自分が関わる限り、誠実に目的のために自分が何ができるかを考え、関わる相手全てが最後には成果を手に入れる事が出来るように、自分自身の知恵と能力を使える人だと思っている。
つまりはプロの主婦もいるし
プロの朝の横断歩道で子供達を見守るおじさんだっているし
プロのボランティアだっている(先日の行方不明の子供さんを見つけたおじいさまはきっとプロのボランティア)
自分の私利私欲ではなく、自分の都合でもなく、求められている事以上の成果を手に入れるために、周りとの協力を得ながら進める人だと思う。
チームにその思いを持っている人がどれだけいるのか、が、より高みにいける大切な要素だと思う。
何度かチームコーチングのファシリテーションのお手伝いをさせていただいたことがあるが、チームが目的に向かって進む上で、まず大事になるのが「お互いを承認する事」にある。
一つの議題が上がる。
それについて議論をする。
様々な意見が出て、そこからみんなでまとめていく。
そのプロセスに傍観者は存在しない。
大切なのは全員が、そう全員がお互いを承認し、そして全員の同意を取った上で進むと言うこと。
人は意外に自分の言葉に責任を持たない。
他人の言葉であればなおさら。
チームで活動をする上で、全員の承認を取ると言うシンプルな事をやることの重要性を思うほどみんな理解していない。
物事がうまくいっている時はいい。
が、なにか難しい事、うまくいかない事が起きた時、全員が同意承認した上で決めていないと、必ず「だからあの時こう思ったんだよねぇ」「そうなると思ったよ、、、」
なんて、無責任な事をサラーっと言う人が必ず出てくる。
で、一番の問題は、その人が自分の言っている言葉の醜さ、残念さに気づいていないと言うこと。
「そう思ったならなぜそれを言わないんだ!?あなたは他人が失敗するのを目の前で見守っている事にしたのか?」
なぜ言わなかったのか、それなりの理由はあるとする。(必ず言わなかった理由があるとそういう人は主張する)
「あの状況で自分が言っていいかわからなかった」
「自分の出る幕ではないと思った」
「言ったところで、だいたい結論出てたみたいだから、自分一人の意見を言っても意味ないと思ったから」
どんだけ冷たく、どんだけ自分勝手で、どんだけ無責任なんだよぉ〜、と叫びたくなる。
意味がないと決めたのは自分だし
その状況を作っていたのも自分だし
出る幕ないと勝手に決めたのも自分だし。
「全てが自分が作り出したもの」
「全ては私が源である」
と言う考えを持っていない段階で、プロフェッショナルな生き様の道は遠のく事を学んできた。
ちょっとだけ関わっているとか、バッチリ関わっているとか、自分でそこに線引きをしている段階で、残念、、、としか言いようがない。
うちのスタッフや認定者にもいつも言うのだが、
自分の関わりが、全体の10%の関わりだとして、大切なのはその10%の100%をすると決める事である、と。
物事を進める上で、必ず人それぞれ役割があり、その中での関わりの割合は変わってくる。
それが前提としてあった上で、でも最も大切なのは自分に課された、自分で決めた役割の中で100%をやると決め、やりきる事にある。
それこそがプロフェッショナルな生き方であり、誰かを幸せに、そしていずれは自分の幸せへと続く生き方になるのだと信じている。
今日も私は、私に託された様々な役割の中で100%に生きれたか?
そう問いかけて眠りにつこう。
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