大事なものの見つけ方
世の中が揺さぶられ変化し、その変化に対応しながら流れていく。
「対応している、、、と思っていたい、、、」が現実かもしれない。
オンラインと言うコミュニケーションツールは、今までの人との繋がり方が変化し、それに伴ったやり方も変わっていく。
選択肢が広がる、それは一見いいことだけど、難しさも潜む。
現実として、私自身講習関連のほぼ全てがオンライン。
講習の組み立てと表現をオンラインに対応できるように、伝え方も見せ方も変わる。
それは新しい表現の方法を模索する中で、今までの自分の表現を見直すいいきっかけになった。
実際に活用してはいるものの、オンライン発信に抵抗がないわけではない。
Youtube に、インスタに、Vimeoに、Facebook ライブ。
さまざまな講座やレッスンやトレーニング動画が無料でアップされている。
動画配信しないと時代に遅れる、これから生き残れない的なニュアンスを感じる投稿もちらほら見ると、動画、やらないと、、、かなぁ、、、なんて思うだろうなぁ、、、と。
私もその自問自答は繰り返ししてきた。
動画で配信することの必要性。
動画/オンライン配信の利点
動画で配信する内容とその範囲。
何度も何度も繰り返す問い。
その過程で常に「私が大切にしたいものはなにか」を考える。
そうすると圧倒的にオフライン/対面である必要があるものが、そこには必ず存在する事を再認識する。
今年はA-yoga認定者の合宿は、オンライン2日、オフライン1日とした。できればみんなの顔を直接見たいけど、今年はそこで折り合いをつけた。
10月からA-yogaのmovement coach養成講習が福岡と京都でスタートする。
オンラインでの養成も考えられる今だけど、やはりこれだけはオンラインではやれないと結論に至る。
知識や情報の共有はオンラインでも、いやオンラインだからこそ広がる可能性がそこにはあると感じている。
例えば、対面での対話や意見交換が苦手な人や大人数が苦手な人などは、オンラインという環境がプラスに働くことは多々ある。
チャットという機能が人の思考を広げることもあるし、自分の思いを表現することも可能にする。(その分、思考の文章化、表現の基礎を学ぶことはこれからは確実に大事になる。英語を学ぶ前に、日本語での文章を書くと言うことをしっかりと学ぶことが大切だと思う)
人の育成は、オンラインではどうしても難しい面が出てくる。
A-yogaの養成において、大事にしていることはいくつかあるけど、一人一人の学びの過程で起こることを丁寧に拾い上げることを大事にしている。
同じ空間で学ぶ相手とのやりとり、状況への対応の仕方、反応。
無意識の反応
ボディランゲージ(非言語)
ほんの少しの本人の中に生まれる揺らぎ、は、人の成長をサポートする上でとても大切な要素になると思っている。
私たちの役割は、お客様の心身の健康のサポート。それは情報的知識だけではなく、相手の中で起こるさまざまな要素を受け取りながら、道を探すことが大切になる。
養成中に起こるさまざまな心の変化、揺らぎ、浮き沈み、疑問、不安。
それは一人でいる画面越しの学びでは制限がある。
同じ空間にいて、無言で座るあなたの全身とそれを取り巻く空気や他の人から受ける影響から見える小さなヒント、その様子が教えてくれることがある。それがその人の前に立ちはだかる壁や、乗り越えた先の景色や、見据える先にあるものが何かを予測する大きなヒントになることも多く、オンラインで顔しか見えない状況では見落とす、受け取りきれないことがたくさん出てくる。
私にとって大事なのは、未来を豊かにする人材、仲間を一人でも多く増やすことであり、そのためには譲れない空間が存在する。
大事なものを最適化するための選択。
自分の気持ちに嘘はつかない。
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