Life is Bookful~選書が教えてくれること
毎日綺麗な空が広がっています。
先日は、書棚の整理をしていたら、気が付けば夜中の3時。外がうすぼんやりと白んできて、比叡山の山肌が少しずつ見えてくる時間になっていました、、、。基本、夜が大好きなので、夜にごそごそ最高です、苦笑。
FBで友達から7日間、本を紹介するBook Challengeが回ってきました。
本は大好きなので、何にしよう、テーマ決めようかなぁ、、、なんて思いながら、いろいろな本が頭の中に浮かんできました。
人に何かを問われたとき、そこに答えや言葉が浮かんできたとき、私は必ず第三者の立ち位置から「あなたはなぜそう思ったの?」「それを思ったあなたはどんなあなたなの?」と聞きます。
今回、2冊目の書籍がパンっと頭の中に映像で出てきたのですが、それがタイトル写真にもなっている、「APARTHEID/南ア・アパルトヘイト共和国」。フォトジャーナリストの吉田ルイ子さんが1989年に出版されたもの。
この本を通して、私は過去と今を行ったり来たりしました。
この本に出合ったのは19歳のころ。ちょうどアメリカの大学に行くことを考えていたころ。でもなんの勉強をしに行くか、どうすれば親を説得できるか、まだ作戦はありませんでした。
そんなことも思い出しながら、この本に出合う以前の私、そのあとの私、今の私、、、を思い浮かべていると、いくつかのキーワードが浮かんでくる。その言葉を集約すると、「今・目の前にあること」につながる。
人が物事を見るとき、大きく分けて3つに分かれると思う。
① 過去を見る
② 今を見る
③ 未来を見る
自分が物事の解決に携わるとして、どの時空間で(無意識化で選択して)携わっているのか、どれが自分として快適かも3つになると思う。
① 過去の問題を解決する思考
② 今の問題を解決する思考
③ 未来の問題を解決する思考
きっとこんな風に分かれるんじゃないかな、、、と。
もちろんそのどれもが絡み合って、どれもがつながっているのだけど、でもどこに軸を置くか、、、は人それぞれ違うと思う。
すこしだけ自分の周りの人のことを思い浮かべてほしい。
その人それぞれがきっと何かに取り組んで、この社会の中で力になっていると思うけど、その人たちがどの軸でその活動をしているのか、、、を。
今の時代、「未来を創る」「未来を変える」が大きなキーワードになっている気がするし、だれもが「未来」を見据えることが必要な気になっている感じはするけど、それはきっと苦しい人が多くなるだろうなぁ、、、って。
私の場合、未来はほとんど見ない。
Q「将来どうなりたいですか?」
私「わかんない」
Q「何を目指して頑張っているんですか?」
私「なんも目指していない」(苦笑)
なんて会話がよくある。
最近のいろいろな問いかけの中からぼんやりとしていたことが、この「APARTHEID」の表紙を見て、はっきりと言語化できたことがある。
私は「今、この瞬間に起こっていることを知りたい。」ということ。
そしてその今、この瞬間に起こっていることに目を向け、それと向き合い、共に解決策をその人の環境を理解したうえで探していく、それを伝えていく役割を願っているのだ、、、と。
未来志向も素晴らしい。
でも私は「今」を「今だけ」を大切に生きていくことでハッピーなのだ、、、と。
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