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私たちは自然界の一部である/Existence(存在)

前回のnoteに、Identityについて書いてみた。

私を構成する要素、私を私と教えてくれる、または私を私と思わせてくれるものは何か、、、。


様々なIdentityの積み重ね、混ざり合いが、「私」を「私」たらしめているものなのだと。ただそんな私はきっと誰かに言われた姿かもしれないし、今までの思い込みが作っているかもしれないし、そんなアイデンティティは実は、いつだって自分で書き換えることができると思っている。


例えば、子供の頃、中学校ではいじめられっ子だった地味な子が、どこか遠くへ引っ越して、引っ越した先の中学校では途端にヒーローでみんなに頼られる存在になったりもできた。その子自体の脳みそや姿かたちが変わったわけではない、移動をしたことで、その子は違うアイデンティティを手に入れた。


動作学の3要素として、「動的平衡」「適応」「知覚行為循環」があるが、そのすべてに共通して言えるそしてすべてに共通して広がるのが、Emergence(創発)というもの。


Liner(直線的)なものではなく、Emergence(様々なものがその場の環境や状況により変化をしていく様)


線路に乗って走る新幹線はLinerだけど、風の流れに合わせて隊列を変える鳥の群れはEmergence.

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環境の変化により、変わっていく。


人間は、同じ自然界に生き、動物であるのに、なぜか自分たちは今の形あるものの中で、変わることなく生きていくと思っている節がある。


「自分には変われないと思った」

「自分が変わってはいけないと思っている」

「そう生まれたのだからそう生きていくしかないと思っている」


こんなコメントはまさしく、生物本来が持つ原理を無視したことだと感じることもある。


もちろん先にも言ったように、私たちは環境の中で知覚を働かせ、そしてその中で動的平衡と適応をしながら生きている。


つまりは、周りの環境の変化、自分の環境を変えることなく変化は起こりづらいともいえる。


同じことを同じ場所で同じようにやった先の結果を変えることは難しい。

結果が出なかったから、同じこと同じように長くやればいい、わけでもない。

結果を出すために、もっともっと同じことをやればいいわけでもない。

また結果を変えるために結果そのものにアプローチしても変化はない。


大事なのは自分をどこに置き、自分の周りの環境を見直し、または自分自身に投げかける言葉を変えることなのだと思う。


あなたに今できない理由がある。

それはあなたに能力がないからではなく、それを止めている何かがそこには存在する。

成功することへの恐怖心

努力をすることへの抵抗

他者の目

過去の失敗

それはあなたが自分自身を守るためにあなたにとって必要なことでもある。

ただそれを常にあなた自身の抵抗要素(あなたが先に進むための障壁)になるのであれば、それを味方につける方法を考えることも必要。


あなたを止めている何かは、あなたに「慎重になることの大切さ」を教えてくれているのかもしれないし、「もう少し考えられることがあるのでは?」と問いかけてくれているのかもしれないし、「もう一度自分に問いかけてみたら?」と言ってくれているのかもしれない。


あなたの心の中で起こっているその「言葉にならない何か、、、」を大事にすればいい。その何かに言葉が付いたとき、あなたはそれに感情という色を付け、その感情を言葉にして次の一歩に歩みを進めることができるのだと思うから。


一つのヒントではわからないことでも、いくつかのヒントが積み重なったとき、それがなんであるのか、その存在の意味が見えてくるはずだから。


Bless your existence

あなたという存在を祝福しなさい。

今日もありがとう

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