10万円をどう使うのか？

皆さんのお手元には例の10万円は届きましたか？私は今週の月曜日に 家族3人分/30万円の振込み履歴を見てニヤニヤが止まりません。

というのも、申し込み用紙を書き込んでいる時から、この10万円をどう使べきか？を考え続けておりました。

自分で稼いだお金でもないですし、幸い私の仕事はコロナの影響を受けず収入面も変わる事がなかったので、

「貯金はせず 全て使い切ろう」と決めたのです。

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家族会議が開かれた

その夜 私の考える「10万円の使い方ルール」を家族に提案しました。

・公平に１人１０万円を現金で配る
・何を買っても、どんな使い方をしても絶対に怒られない
・年末、レシートと共にその「お金から生まれた物語」を
　原稿用紙2枚にまとめて発表する。（しょーもないエピソードでもＯＫ）

この提案の真意は
①用途制限なく使える10万円をポンと渡されると、家族はそれぞれ何に使ってどんな楽しみ方をするのか見てみたい

②「怒られないという自由」を得たら発想は好転するのか？

③自由とは言うものの、最後に「お金から生まれた物語」の提出を意識すると、意外に良い使い方をするのでは？という期待感

てな感じです。

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以上の提案が終わった瞬間に
中3の娘はヤッタ～と踊り始め
奥さんからはピシャリと一言

「アカン！」

実は奥さんのお仕事（接客業）はコロナショックで売り上げがほぼゼロ、加えて固定資産税や受験生となった娘の塾費用の支払いでヒィーヒィーいうとるんじゃワレ～！

ケツの穴にアスパラガス突っ込んだろかい～と言わんばかりの勢いに押されて、私の提案は真冬のパンツの中のアレみたいに縮みあがったのです。

恐い！きっとアスパラは先の方からではなく 根の太い方からだと思う。その時が来たらせめてローション塗ってからにしてくれと土下座しよう。

いやいや、アスパラを入れる方向なんてどーでもいいのだ！
（アスパラ農家の皆様ごめんなさい）

このままでは私の10万円までもが奪われる、娘の10万円は諦めてもらうにしても、この10万円だけは死んでも離したら負けなのであります。

私は腹の底から絞り出すように言うのです

「そそ、、そんなん言うてもワシの給料減ってへんやん、今年は本作って東京に売りにいきたいし・・その旅費もゴニョゴニョ・・」と蚊の鳴くような小声で対抗していますと

「ほんなら あんたの10万はやるわ」と奥さん

いやいや「そもそも君の10万と違うねんけど・・」と喉元まで出かかりましたが、私も大人ですから そこはグっとこらえます。

エエねんエエねん　何を言われようが
 自分の10万円は 死守できたもんね～とひと息付いて 横を見ますと・・中三娘が今世紀最大となる"軽蔑のまなざし"で私を見つめておりました。人ってあんな顔になれるんだ(笑)

これは3秒以上 目が合ったら死ぬと分かりましたので、私は「う○こ漏れそう・・」と一言残してトイレに逃げたのです。

許せよ娘・・父はこうゆう小さい人間なのだよ

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ここで終わると 男が スタントン・ムーア

というわけで 次の日の夜, 娘だけに提案します。

「父ちゃん一人だけはズルいよな、あんたにもあげるから」

「えっ、、ほんまに？」

「なんぼ欲しい？」

「1万円！」

この瞬間、私の育て方は間違ってなかったと確信しましたね。もしあの時「5万円ちょーだい！」と請求されたら、私は”大人の悪知恵”を総動員させ、全力で「2万円」に値切っていたと思います。

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画して奥さん不在の中、
内緒で娘に渡した「１万円」と私の取り分「９万円」
互いに”使い方ルール”に則ってお金を使い切りましょう。

”使い方ルール”
・何を買っても、どんな使い方をしても絶対に怒られない
・年末、レシートと共にその「お金から生まれた物語」を
　原稿用紙2枚にまとめて発表する。（しょーもないエピソードでもＯＫ）

2人の「お金から生まれた物語」は年末このnoteで発表します。