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エッセー 「不二家ピーチネクター偏愛論」

 不二家のピーチネクターが大好きだ。

 いつから好きなのかは定かではないが、恐らく小学生の頃からだと思う。

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 キンキンに冷えたハイビスコシティ(高粘度)な流体が喉を駆け抜けてゆくめくるめく快感は、ロービスコシティ(低粘度)な通常の液体のそれとは全く異なるのどごし。それは人間が知ってはならない禁断の快楽。

 それもそのはず、ネクター(NECTAR)という単語は、ギリシャ神話で神々が住まうオリュンポス山の小川に流れる高粘度の果汁"ネクタール(NECTAR)"がその語源である。

 つまり、ネクター=ネクタールは神々の飲み物。

 因みに、ネクタールのタール(TAR)は、舗装の際に使用される石油由来の物質 "タール(TAR)"の語源であり、 "タール(TAR)"は砕石とタールを混ぜて固めた "ターマックダム(TARMACADAM)による舗装道路"ターマック(TARMAC)"の語源である。

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