マシンチューニングの基礎知識 LSD(Limited Slip Differential) チューニングテクニック② カム角によるセッティング

 クラッチプレート式LSDは、作動カム角というファクターがある。LSDの作動原理を把握するのは難解なものだが、このカム角によってもLSDはその特性が大きく変わる。

 クラッチプレートを押しつけるプレッシャーリングには、カム作用を行うための三角形の溝が切ってある。そしてプレッシャーリングは、ディファレンシャル機構を発生させるピニオンギヤを支えるピニオンシャフトをはさみ込む格好となっている。

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