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クカニロコバースストーン

オアフ島の Pikoピコ(ハワイ語で真ん中 中心 おへそ)にクカニロコバースストーンがあります。立ち入った瞬間、強力なマナ(霊力)に言葉も出なかった事を覚えています。木々の間から太陽の光が入り、間違いなく神の存在する場所だと思いました。そこにいると、自然と涙があふれて来るんです。心も身体も浄化される、そんな場所です。

少しクカニコロの事を書きますね。

太古の昔、この土地は王族以外立ち入ることが固く禁止されており、一般人が侵入することのない様に、常に見張りがいたそうです。

ワイアナエ山脈からコオラウ山脈一帯を含む、36000エーカーの広大なエリアが、クカニロコとしての王族の土地だったそうです。(現在は5エーカー程です。)そしてここはハワイ王室の特に位の高い方達の出産場所として使われていました。出産に使われる様になってから、約800年もの間、王家の純粋な血統が守られ、保たれていたのです。

王族の出産は 純血を守ることから父親、関係者など36人が入り口から続く左右18個の石の上で見守ったそうです。ここで産まれたロイヤルベイビーは、将来、神に近い高い地位と立派な王様としての将来が約束されていました。また、王妃の出産の痛みを和らげたとも言われています。

クカニロコバースストーンは強力なパワースポットである、とか「安産祈願」、「子宝祈願」のご利益をいただける場所ですとよく雑誌に書かれていました。そのため、観光客が心無い行動を取り、残念ながら現在は立ち入り禁止になっています。

私は祈願するとか、ご利益をもらうとかは考えたことありません。ただただ、その場所のエネルギーの凄さと、脈々と受け継がれた大地のパワーを感じるだけで幸せでした。オアフ島に行く度、お供え物を持って、必ず訪れていたクカニコロ。もう一度目にすることができる日を願っています。

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