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現役ナースは今日もゆく〜「華麗なる転身」となるはずだった話〜その壱

注意:この記事はライティングカレッジの課題「noteを書く」をクリアするためのものです。「まずは誰にも読まれないので安心して書いてみましょう」という教えを信じ、書いています。

この記事を書いている人:本職は看護師。副業を”看護師夜勤バイト”から”ライター””プログラマー”にチェンジしたく「プログラミング」「ライティング」を学び始める。やがてはフリーランスで生きたい。

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一時期、訳あって臨床研究支援の会社で働いていたことがあります。

最近「リモートワーク、いいな」などと無礼な考えが頭を過ることがありました。

なので、当時のことを振り返り、戒めの意味を持ってここに記しておこうと思います。

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病院から離れるという選択

「訳あって」と言えば響きは良いですが、ただ単に

”毎日スーツを着てきれいな格好をして電車に乗って通勤”

というものに憧れていたんです。

何しろ、中学生の時個人面談で
「スーツを着てカッコよく働くキャリアウーマンになります」
と宣言し、職員会議に掛けられた前科があるので、、。

なのでお話をいただいた時は、迷うことなくお引き受けをすることにしました。

「カッコよくスーツを着て出勤」

憧れていた生活が手に入る”ワクワク感”で決めたようなものです。

これまで病院でしか働いたことがなかったので通勤はいつでもラフな格好でしたし、そもそも近場だったので自転車通勤でした。

最寄りのバス停よりも近い病院で働いていたこともあるくらいです。
近所へ買い出しに行くような感覚で。

なので、通勤に時間をかけることすら、新鮮でウキウキするものでした。

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キラキラの「キャリアウーマン」へ

何もかもが新鮮!楽しい!

まず思ったのは「朝が遅くて構わない」ということ。

病院勤務だと8時30分からの稼働です。
なので、遅くとも8時過ぎには病院に到着している必要があります。

それが会社に転職をしたら出社は9時30分。
しかもフレックスタイムという夢のような制度がありまして。
実際の出社時間は”だいたい”で良いなんて!!!

時間で決められた病院勤務しか知らなかったのでとても魅力的でした。

自分の仕事をちゃんとやれば、出社退社は「自由にどうぞ」なシステム、、素敵だし、無駄がなくて最高!

これは、今でもそう思っています。

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世間の「常識」千本ノック

ですが、早々に現実に直面します。

【通勤1日目】

新調したスーツをまとってウキウキして駅に向かうと。

そこは「地獄絵図」
初日の自分にはハードル高すぎる状況が待っていました。

”普段通り”の”電車遅延”で人人人ひとひとひとひとひと、、、。

電車に乗ったかどうかもわからないくらい、波の一部となって流されて行きました。

そして、今でもわからないんですが

「みんなこんな思いして仕事に行ってたんだ」
「大変だな」
「すごいな」
「尊敬だな」

みたいなことをぼんやりと思っているうちに、”胸がジンとする”ような不思議な感覚になったのをとてもよく覚えています。

【そして研修スタート】

研修1日目。
早速”社会人の常識”に直面することになります。

世の全ての会社員の方、本当にすみません。

これまで何もできずに生きてきました。

当たり前すぎて笑われちゃう覚悟で晒します。

名刺の渡し方
電話の取り方
来客応対
パソコン入力
テレビ会議
メール作成
外部業者さんの対応

これら全て「研修」として用意されていました。

会社は知っていました。

「医療人上がりの者の”社会人スキルの乏しさ”」を。

ありがたくも会社に見透かされていた”非常識人”ぶりを披露しながら、
研修は始まりました。

(つづく)


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