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【ドラゴンクエストから学んだ大切な教え】Ⅱ


『基礎力を磨け』


タイパを追求すると中ボスが出た時にどうにもならない状態になる。

RPGは村人等から情報を集め次の目的地(ダンジョン)を目指す。

ダンジョンを攻略すると物語が展開し新たなダンジョンの情報が入手出来るようになり、道が開かれる。

迷いながらキーとなる情報を待つ人物を探し回り、その行く先々で敵と遭遇し戦闘モードとなる。

場面によっては次から次へと弱い敵が出てくるため時間が消費される。

これが結構面倒なため、攻略本を手に入れると最短ルート、つまりあまり弱い敵と出逢う事なく、キーパーソンと出逢い情報収集出来るため効率的にゲームが進む。

ここまでは順調であった。

ところがダンジョン攻略の最後に中ボスが登場すると状況は一変した。

どうやっても勝てないのである。

すぐに問題が判った。

RPGはラスボスを倒す事がゴールである。

ゴールに辿り着くために必要なことはストーリーを次々と展開していくことだと考えていた。

しかし、重要なポイントを見逃していたことに気づいた。

それは経験値とお金である。

経験値がある一定まで貯まるとレベルアップする。

これにより攻撃力や防御力が向上する。

お金は武器屋や防具屋で装備を購入するために必要である。

中ボスを倒すためには、それに見合った攻撃力と防御力が必要である。

それは地道な戦闘で手にすることが出来る。

それをタイパを求めていたために怠ったから勝てるはずかない。

仕方がないので敵が出そうな場所(草むら)を歩き回りただただ戦闘を繰り返し、中ボスを倒すために必要な経験値とお金を獲得し続けた。

この学びから、人生においても、経験値というものは掛け替えのないものだと再認識した。

この教訓を生かし研修やコミニュケーションスキルを磨き始める時に、出来合いのプログラムは避けて、聴く、質問、話すのスキルをまず学ぶ事にし基礎固めをする事にした。

一見無駄あるいは遠回りに感じる事にも積極的に取り組む事にした。

もちろん効率性も意識したが、経験値というよりも経験知が積み上がっていき、幅広い対応力が自然と身に付いていった。

ご存知の通り、知識は活用すると知恵になる。スキルも活用する事により身体に染み込んでいき無意識のうちに使いこなせるようになる。

これは一昼一夜で成し遂げられるものではない。
使いこなしていれば後から抜き去られることはない。常に一定のリードが出来るからだ。

ちなみにこの知恵と身体化したスキルが織りなすものがオリジナリティだと考える。

なりたい自分は自ら作り上げるもの、知恵とスキルを経験という場で丹念に織り上げることに取り組もう。

もし僕が効率性だけを優先して活動していたら様々な事に立ち向かえたかどうか判らない。

決まった事にしか対応出来なくなっていたかもしれない。

とは言っても人生には時間的制限がある。そして、老いもいつしか始まる。

何でも遠回りすることは現実的には無理がある。夢に手が届かなくなるかもしれない。

効果と効率をはかるため、
当時から現在まで行っている儀式がある。

それは目の前の課題をやり遂げた時にどんな成長をして何が出来るようになっているか?そこにはどんな世界が広がっているかを創造することである。この創造した未来がワクワクするのならチャレンジし、しなければ止めることにしている。

ワクワクの先に自分の夢が見えるかどうかと判断材料である。

効率性を求めることは悪いことではない。

しかしそれだけを追い求めると大切なことが身につかないかもしれない。

将来はどんな状態になりたいかを描きさまざまなことにチャレンジして欲しい。

つづく

#ドラゴンクエスト #人生の大切なこと #しあわせです感謝

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