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第1回 映画『セフレの品格 決意』を語る!!〜好きにすればいい、でもあなたはその関係をいつまで続けるのか??

くに:はじまりましたー!!!!!!!!よろしくお願いします!!

たけ:こちらこそ~。

くに:前から映画についてダベるブログやりたいな~って思ってて、それも一人でやるより対話形式でやりたくてさ。ほんで、映画についてあだこだ喋れる人が周りにあなたくらいしかおらんのよ。とにかくお互い映画大好きということで、手探りながらやっていこうと思います!!今更な質問ですが、映画は好き??(笑)

たけ:まくらがベタですね~(笑) そうだね~、観ないといられないレベルになってるね。バファリンの半分が優しさなら、わたしの半分は映画です。

くに:月にどんくらい観る?

たけ:ボケを拾ってください。週に2~3だから、年間で100本ちょっとかな。自分はそんくらい。

くに:映画館行くだけだとそんなペースにならないから、やっぱネトフリとかアマプラだよね?

たけ:非常にお世話になってます。なんで対話形式?

くに:会話することで新たな発見や視座を得られると思うのね。一人で考えるのって限界あるから対話形式にしたかった。あなたあたしより映画観てるから(笑)

たけ:そーかいそーかい、よろしく~。

くに:それで!!第一回目取り上げる映画は、、、、お願いします!

たけ:『セフレの品格 決意』です。

くに:しょっぱなコレって!!!!!(笑) でもいい!!

たけ:そうだよ、ミッションインポッシブルとかやってもさー。楽しいに決まってるから(笑) インポッシブルなミッションも日常にないですから(笑)
タイトルがタイトルだから、そういうの想像しちゃうし、実際そういうシーンもあるけど良い映画だと思う。城定監督ですからマスト! ぜひ劇場でご覧ください!

くに:そうだね。てか、お互い納得して決まったよね、一回目コレでいこー!って(笑) すごく良かったよねー。たけは観て涙したんしょ?

たけ:号泣メン。

二人:(爆笑)

くに:簡単に説明すると、主人公のしょうこさんと、そのセフレのカズキが中心となって話が進むけど、何に泣けた?あなた過去にセフレいたとか??

たけ:ちゃうわ(笑) 簡単にいうと、登場人物がある決意をして、そこから成長する姿が泣けた。サブタイトルが「決意」だからそのままなんすが、、。タケシ君っていう、オフィスの清掃バイトしながらボクサーやってて、カズキと別れたしょうこさんとセフレになる男の子がいるじゃない?彼ともう一人サキっていう女の子がいるんだけど、この二人が映画の最初と最後で別人になるんだよね。ヤバイ、あまり話すとネタバレになってしまう、、、。ちなみにここでは基本ネタバレ厳禁でいいんよね?

くに:編集でカットします(笑) そうだね~。主人公のしょうこさんとカズキは終始そのままだった(笑)

たけ:カズキはしょっぱなから色んな価値観においてスタンスを貫いていて、見方によってすごいモラルのある人だよね。サキの成長に大きく影響を与えるキーパーソン。一方、しょうこさんはすったもんだの末、最後にどう変わるのかな~と思って観てたけど、結局、、、、ね。ネタバレしちゃいそうになるね、難しいですね~(笑)

くに:で、大事なポイントですよ。セフレというのは一体何なのか、ということです。映画観終わって、しばらく考えた結果、あたしはセフレいたことないからわかんないし、セフレが悪いとも思わないけど、とても不安定な関係性で、多くの場合うまくいかないんじゃないかなと思った。

たけ:同感かなあ。だから、この映画の登場人物のうち、タケシとサキが別人のように成長するけど二人ともあることに”見切り”をつけます。一方でしょうことカズキはそれとは逆の人たちっていう図式ですね。セフレが良い悪いとは劇中でハッキリとは言わないものの、各々の登場人物の変化を通して、”それってやっぱうまくいかないんじゃね??」っていうメッセージを受け取っちゃいました。 

くに:タケシとサキは何か共通性あったと思う?

たけ:最初、タケシはしょうこにゾッコンで、サキはカズキにゾッコンで二人のセリフでもハッキリ出てくるけど、「他の人と仲良くする姿が憎い」という、いわば所有欲のかたまりだったわけですが、サキはあるきっかけでカズキに救われます。それはいわば親から受ける「無償の贈与」に似たもので自分のことをかえりみず相手の幸せを願うってことだよね。それよって今の自分から変わらなきゃいけないと改心した。ネタバレしそうだからはしょるけど、タケシもある場面で見切りをつけるよね。タケシはサキとはちょっとベクトルが違うけど、体の関係だけってのはやはり耐えられなくなりますね。好きな人を自分の所有物だと思うことをやめて贈与によって相手の幸せを何より願う自分になる、という点で二人は共通していたと思う。人が成長するポイントなんでないすかね?「所有から贈与」っていうのは。大学時代に好きで勉強していた社会学に通じる話なんで、長くなってさーせん。

くに:いーよいーよ、ブログっぽくなってきた!!そうですね~。で、やっぱり「セフレって、体の関係を超えて無条件に幸せを願える存在になりえますかね~?」という球が飛んでくるよね。

たけ:うーん、そうならそれで良いと思うんだけど、それセフレと呼ぶのかね?と。

くに:そん通り。

二人:笑

たけ:だから、上手くいくにはカズキくらい完璧に貫いてる人じゃないと無理なんじゃないかなあ。しょうこみたいに、カズキに対して体の関係以上の感情が芽生えたとて、片方だけじゃ上手くいかないのでは、、、。実際、しょうことカズキうまくいってないもんね。

くに:だから不安定なわけね。仮に結婚というものがそんな不安定なもんだったら困りますもんね。

たけ:結婚したことないけど、贈与しあえる関係じゃないと絆を持った家族になれないよね、もちろん。二村ヒトシっていう映像監督がいるんだけど、似たような事言ってた。

くに:聞きたい!

たけ:人生相談みたいので、しょうこさんみたいな女性の相談者に、「年老いて肉体のみの関係が続かなくなった時、それでも寄り添ってくれる人はどんな人ですか?」と監督が質問したら相談者が言葉に詰まってしまった、という。

くに:で?監督の答えは?

たけ:それがまさに、タケシやサキが選んだ道なんだよね。もしくは、「君たちはどう生きるか?!」ってことかも(笑
  
くに:綺麗にまとめたな!!!

おわり

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