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【注意】その強みは使わないで!!

前回の記事はこちらからどうぞ!

■自分の正当化のために強みを使う『逆次的強み』

二次的強みというのは
苦手なことをするために
強みを使いこなしている状態ですが、
これとは別に
自分を正当化するために
能動と受動の両方の強みを
使いこなしているケースもあります。

これを『逆次的強み』と言います。

「強みを使わない自分はダメ」
 と思ってしまうなら問題アリ

強みを逆次的に使いこなしている場合、
能動の強みも受動の強みも、
とても大きな結果を出すことができています。

一見して、理想的な状態に見えます。

強みを使いこなして
お金を稼ぐこともできるし、
他人からはその状態を
「素晴らしい、よくできている」と
評価されたり、
身近な人が喜んでくれたりします。

どこが悪いの? と思いますよね…。

良くないのは、
強みを使いこなす目的です。

何のために強みを使って
物事を上手く進めているのか、
というところ。

逆次的強みの場合は、
『こういうことができる自分を、自分自身に
 あるいは他人に認めてもらうため』
に、強みを使いこなしています。

自分を使いこなすためではなく、
「自分って、すごいだろう」
「だって、こんなにできているんだもの」
「こんなことができる自分を
自分で認められる、他人も認めてくれる、
スゴイ!」

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と感じるための、自己正当化なのです。

自分の負の感情や、
人から認められないダメな自分を
克服するために
強みを使っている場合。

これは
「そういうことをしなければ、
自分ってダメなんです」
と言っているのと同じ事です。

実際これができていると
自分にとっては自己証明ができてしまうので
正当化しやすいですし、
周囲からもまた正当化されやすいでしょう。

自分でも気付かないことも
あるかもしれません。

ですから、
能動の強みと受動の強みの
両方が使えている!
という場合には、
なぜそれが使えなくてはならないのか?
という疑問を自分に投げかけてみてください。

「その強み、
別に使わなくてもいいんじゃない?」
と自分に提案してみた時、
「いや、ダメだよ!
絶対に使わないとこれはダメなんだ!」
と自分自身が強硬に抵抗を示すものは、
逆次的な強みであることが多いようです。

そうではなく、


誰から認められなくても関係ありません。

純粋に力を使っているだけです。

だってこれが自分の生き方だから!

と思える強みの使い方なら、問題ありません。

能動と受動、
双方の強みが使えているからいい
というものではなく、

人の賛同をもらわなくてはいけない
認められなくてはいけない……

というものは
『逆次』である可能性があるので、
使うのをやめていくべき強み
と言えるでしょう。

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