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【遊戯王】シーラカンスの最終盤面を考える

 皆さん今日も楽しくマスターデュエルしてますか?
 本日は、ゴーティスによって格段に出しやすくなった『超古深海王シーラカンス』(以下『シーラカンス』と表記)のマスターデュエルにおける展開について、自分なりのまとめを残そうと思って記事にしました。


シーラカンスの出し方

 まず大前提として、シーラカンスをどうやって場に出すかを考えていきます。
 この出し方によって、最終的な目指す盤面が変わっちゃうので、ここの条件を整理しておくのは必要だと思います。
※以下、通常召喚を「NS」、特殊召喚を「SS」と表記します。

 手札にシーラカンスを引けている場合
①『ゴーティスの灯ペイシス』のをNS(もしくは『鰤っ子姫』をNS後デッキからSS) → 『ペイシス』の効果で手札から『シーラカンス』SS

②水属性モンスターを2枚場に出し『アビス・オーパー』をリンクSS。『アビス・オーパー』の効果で手札からSS。
 ※このとき『アビス・シャーク』の効果を使用していると水属性のモンスターしかSS出来なくなる縛りが、
『サイレント・アングラー』の効果を使用していると手札からモンスターをSS出来ない縛りが付くので展開ルートが変わります。

③『氷水のトレモラ』の効果でも手札からSS
 『氷水のトレモラ』はあまりゴーティスとしては採用したいカードではないので微妙。

手札に『揺海魚デッドリーフ』か『鰤っ子姫』があって更に『サイレント・アングラー』か『ミナイルカ』がある場合
 手札から『デッドリーフ』をNS(もしくは『鰤っ子姫』NSから効果でデッキからSS)→『デッドリーフ』効果で『シーラカンス』を墓地へ送る→手札から『サイレント・アングラー』か『ミナイルカ』をSS→『デッドリーフ』とエクシーズSS、『No.60 刻不知のデュガレス』を召喚(このとき、『デュガレス』は必ずEXモンスターゾーンに出すようにする)→『デュガレス』の効果で『シーラカンス』を蘇生

手札に『ゴーティスの陰影スノーピオス』と『トランスターン』がある場合
手札の『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果発動、他の魚族モンスター2体を除外してSS → 『トランスターン』を発動しデッキから『シーラカンス』をSS
 この方法だと手札が1枚しか残らないのと、『トランスターン』が腐りがちになるので『トランスターン』を採用するかは微妙。

構築について

 シーラカンスは止められやすい上に2枚以上の初動が必要なカードなので、勝ちたいなら『鰤っ子姫』か『揺海魚デッドリーフ』1枚で動けるゴーティス目線で基本的な構築を組むべきだと思います。
 なので、『オイスターマイスター』『竜宮の白タウナギ』はシーラカンスの理想的な動きが出来た時にはあると嬉しいけど、手札に引いてしまったときには微妙という感じなので不採用としています。

不採用

シーラカンスの効果発動後

 では改めて、シーラカンスの効果を確認。

強いけど、禁止にするほどじゃないと思う

 壊れカードではあるけど、種族が貧弱なことを差し引いても、自ら場に出る効果がなく補佐が必要なこと、手札コストが必要なこと、あらゆる誘発に弱いことを考えると比較されがちなブロックドラゴンと比べたら、単体のカードパワーは低いと個人的には思います。

 んで、場に特殊召喚できるカードはレベル1~4が4枚までなので、組み合わせとしては4の4乗で256通り。
 実際にはそれがチューナーか非チューナーか墓地効果があるかなどでさらに条件は増えます。
 その全てを考えると文字数が多くなりすぎるので、ここで書かれていない組み合わせは僕が展開を思いつかなかったものとなります。

1、先攻での理想展開(6妨害)

 条件としては
①手札コスト1枚以上ある。
No.60 刻不知のデュガレスからの蘇生ではない(フィールドにモンスターを出すスペースが5つある)
③「水属性以外のモンスターを特殊召喚できない」の制約がない
④墓地に水属性以外のカードがない

『シーラカンス』効果で手札1枚を捨て、『フィッシュボーグ-ランチャー』『ゴーティスの妖精シフ』『貪食魚グリーディス』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『フルール・ド・バロネス』を召喚。
『ゴーティスの妖精シフ』と『サイレント・アングラー』でシンクロSS、『ゴーティスの大蛇アリオンポス』を召喚。『アリオンポス』の効果で『ゴーティスの陰影スノーピオス』を除外する。
『スノーピオス』の効果発動、墓地の『ゴーティスの妖精シフ』を除外して手札に加える。
『フィッシュボーグ-ランチャー』と『ゴーティスの大蛇アリオンポス』でシンクロSS、『白闘気一角』を召喚。『白闘気一角』の効果で『シーラカンス』を、『アリオンポス』の効果で『グリーディス』を選択、『シーラカンス』蘇生、『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札に加える。
 墓地の『フィッシュボーグ-ランチャー』の効果発動、自己蘇生。
『フィッシュボーグ-ランチャー』と『白闘気一角』でシンクロSS、『魔救の奇跡-ドラガイト』を召喚。
『シーラカンス』効果で手札1枚を捨て、『貪食魚グリーディス』『サイレント・アングラー』『揺海魚デッドリーフ』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『相剣大公-承影』を召喚。
『サイレント・アングラー』『揺海魚デッドリーフ』でエクシーズSS、『No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン』を召喚。
 自分のターン終了。

~相手ターン~

 除外状態の『ゴーティスの妖精シフ』が帰還。
 手札から『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果を発動、墓地の魚族2枚を除外しSS。
『ゴーティスの妖精シフ』と『スノーピオス』とシンクロSS、『ゴーティスの双角アスカーン』を召喚。相手の場のカードを1枚除外。
『アスカーン』の効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を除外し自己帰還、シンクロSSし『最果てのゴーティス』を召喚し自分&相手のフィールド全除外。


2、デュガレスがある場合の先攻展開(8妨害)

EXモンスターゾーンが『デュガレス』で埋まっている場合の展開です。
①手札コスト1枚以上ある。
②「水属性以外のモンスターを特殊召喚できない」の制約がない
③墓地に水属性以外のカードがない

『シーラカンス』効果で手札1枚を捨て、『フィッシュボーグ-ランチャー』『ゴーティスの妖精シフ』『貪食魚グリーディス』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『フルール・ド・バロネス』を召喚。
『ゴーティスの妖精シフ』と『サイレント・アングラー』でシンクロSS、『ゴーティスの大蛇アリオンポス』を召喚。『アリオンポス』の効果で『ゴーティスの陰影スノーピオス』を除外する。『スノーピオス』の効果発動、墓地の『ゴーティスの妖精シフ』を除外して手札に加える。
『フィッシュボーグ-ランチャー』と『ゴーティスの大蛇アリオンポス』でシンクロSS、『白闘気一角』を召喚。『白闘気一角』の効果で『シーラカンス』を、『アリオンポス』の効果で『グリーディス』を選択、『シーラカンス』蘇生、『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札に加える。
 墓地の『フィッシュボーグ-ランチャー』の効果発動、自己蘇生。『フィッシュボーグ-ランチャー』と『白闘気一角』でシンクロSS、『魔救の奇跡-ドラガイト』を召喚。
『シーラカンス』効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札から捨て、『ゴーティスの灯ペイシス』『揺海魚デッドリーフ』をデッキからSS。
『No.60 刻不知のデュガレス』と『シーラカンス』と『ゴーティスの灯ペイシス』と『貪食魚グリーディス』でリンクSS、『召命の神弓-アポロウーサ』を召喚。
 自分のターン終了。

~相手ターン~

 除外状態の『ゴーティスの妖精シフ』が帰還。
 手札から『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果を発動、墓地の魚族2枚を除外しSS。
『ゴーティスの妖精シフ』と『スノーピオス』とシンクロSS、『ゴーティスの双角アスカーン』を召喚。相手の場のカードを1枚除外。
『アスカーン』の効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を除外し自己帰還、シンクロSSし『最果てのゴーティス』を召喚し自分&相手のフィールド全除外。


3、墓地に水属性以外のモンスターがある場合の先攻展開

 相手に『増殖するG』を使われて自分が『灰流うらら』を使ってしまった場合などの先攻展開です。

『シーラカンス』効果で手札1枚を捨て、『フィッシュボーグ-ランチャー』『ゴーティスの妖精シフ』『貪食魚グリーディス』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『フルール・ド・バロネス』を召喚。このとき『バロネス』はEXモンスターゾーンへ置く。
『ゴーティスの妖精シフ』と『サイレント・アングラー』でシンクロSS、『ゴーティスの大蛇アリオンポス』を召喚。『アリオンポス』の効果で『ゴーティスの陰影スノーピオス』を除外する。『スノーピオス』の効果発動、墓地の『ゴーティスの妖精シフ』を除外して手札に加える。
『フィッシュボーグ-ランチャー』と『ゴーティスの大蛇アリオンポス』でシンクロSS、『白闘気一角』を召喚。『白闘気一角』の効果で『シーラカンス』を、『アリオンポス』の効果で『グリーディス』を選択、『シーラカンス』蘇生、『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札に加える。
『シーラカンス』効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札から捨て、『貪食魚グリーディス』『揺海魚デッドリーフ』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『白闘気一角』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『相剣大公-承影』を召喚。
『サイレント・アングラー』『揺海魚デッドリーフ』でエクシーズSS、『No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン』を召喚。
 自分のターン終了。

~相手ターン~

 除外状態の『ゴーティスの妖精シフ』が帰還。
 手札から『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果を発動、墓地の魚族2枚を除外しSS。
『ゴーティスの妖精シフ』と『スノーピオス』とシンクロSS、『ゴーティスの双角アスカーン』を召喚。相手の場のカードを1枚除外。
『アスカーン』の効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を除外し自己帰還、シンクロSSし『最果てのゴーティス』を召喚し自分&相手のフィールド全除外。


4、『フィッシュボーグ-ランチャー』が手札に来てしまった場合(5妨害)

『フィッシュボーグ-ランチャー』は手札に来て嬉しいカードではないので、1枚以上は採用したくないのですが、手札に来てしまうとかなり困ってしまうので、その場合の展開です。

『シーラカンス』効果で手札の『フィッシュボーグ-ランチャー』を捨て、『ゴーティスの妖精シフ』『貪食魚グリーディス』を2枚、『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『貪食魚グリーディス』でシンクロSS、『フルール・ド・バロネス』を召喚。このとき『バロネス』はメインモンスターゾーンへ置く。
『ゴーティスの妖精シフ』と『サイレント・アングラー』でシンクロSS、『ゴーティスの大蛇アリオンポス』を召喚。『アリオンポス』の効果で『ゴーティスの陰影スノーピオス』を除外する。『スノーピオス』の効果発動、墓地の『ゴーティスの妖精シフ』を除外して自らを手札に加える。
墓地の『フィッシュボーグ-ランチャー』の効果で自らを蘇生する。
『フィッシュボーグ-ランチャー』と『ゴーティスの大蛇アリオンポス』でシンクロSS、『白闘気一角』を召喚。『白闘気一角』の効果で『シーラカンス』を、『アリオンポス』の効果で『貪食魚グリーディス』を選択、『シーラカンス』蘇生、『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札に加える。
『貪食魚グリーディス』と『白闘気一角』でシンクロSS、『相剣大公-承影』を召喚。
『シーラカンス』効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を手札から捨て、『揺海魚デッドリーフ』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『サイレント・アングラー』『揺海魚デッドリーフ』でエクシーズSS、『No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン』を召喚。
 自分のターン終了。

~相手ターン~

 除外状態の『ゴーティスの妖精シフ』が帰還。
 手札から『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果を発動、墓地の魚族2枚を除外しSS。
『ゴーティスの妖精シフ』と『スノーピオス』とシンクロSS、『ゴーティスの双角アスカーン』を召喚。相手の場のカードを1枚除外。
『アスカーン』の効果で『ゴーティスの紅玉ゼップ』を除外し自己帰還、シンクロSSし『最果てのゴーティス』を召喚し自分&相手のフィールド全除外。


5、後攻での理想展開

手札が2枚以上、墓地に水属性以外のカードが無い、SS召喚に縛りが無い、後攻のときの恐らく理想展開になると思います。

『シーラカンス』効果で手札1枚を捨て、『フィッシュボーグ-ランチャー』『鰤っ子姫』『貪食魚グリーディス』『サイレント・アングラー』をデッキからSS。
『シーラカンス』と『フィッシュボーグ-ランチャー』と『鰤っ子姫』でシンクロSS、『氷結界の龍 トリシューラ』を召喚。効果発動し相手のフィールド・墓地・手札を1枚ずつ除外。
『フィッシュボーグ-ランチャー』を自分の効果で蘇生、『氷結界の龍 トリシューラ』とシンクロSS、『相剣大公-承影』を召喚。このとき承影
はEXモンスターゾーンへ。
『貪食魚グリーディス』と『サイレント・アングラー』でシンクロSS、『白闘気一角』を召喚し効果発動、『シーラカンス』を蘇生。
『シーラカンス』の効果発動、手札1枚捨てデッキから『ゴーティスの灯ペイシス』『ゴーティスの妖精シフ』『揺海魚デッドリーフ』をSS。
『ゴーティスの妖精シフ』と『揺海魚デッドリーフ』でシンクロSS、『ゴーティスの大蛇アリオンポス』を召喚。そのまま効果を使用、『ゴーティスの陰影スノーピオス』を除外。
『ゴーティスの陰影スノーピオス』の効果発動、『ゴーティスの妖精シフ』を除外し自らを手札に加える。
『ゴーティスの灯ペイシス』と『ゴーティスの大蛇アリオンポス』でシンクロSS、『魔救の奇跡-ドラガイト』を召喚。

終わりに

 他にも無数に状況やデッキ構築はあると思いますので、もしアドバイスやご指摘がありましたらよろしくお願い致します。

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