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抱えてゆけ

人との関わりのなかで、相手の意見に頷くときもあれば、違和感を抱くときもある。わたしの場合の違和感とは、単に自分の考えと違うことではなく、相手の言動の不一致や整合性がないときにそう受け取りやすい。

昨日と今日では、すでにいろいろ変化している。そう思うと整合性も意味がないのかもしれない。相手の変化に敏感だったり理解したい気持ちが、自分をないがしろにすることも。自分を優先しなくてもいいけれど、相手に譲らなくてもいい場面は度々訪れる。すぐに結論をだしたりせず、そのままにしておくのも大事だと感じる。

自分と相手を、ゆるす、手放す、忘れる、といったことで楽になれること。特に日にち薬の効果は絶大。過去の失敗を笑って話せるのもそのおかげだし、いま傍に居てくれる人の存在は大きい。

ネガティブを、すべてをポジティブに変換しなくていい。すごく頭にきたことを無理に忘れることもないし許さなくてもいい。抱えていたら小さく軽くなったり、本当の姿がみえることもある。嫌われる(怒らせる)とあとあと面倒だからと、譲ったりするともっと面倒な事態が待っている。そういう人はずっと欲しがる。されなかったことだけを数えている。さよならしたいのにできない自分に気づいているストレスは計り知れない。

さよならしたいことは自分の日常に潜んでいる。

さよならして、スペースが空くと別のなにかが舞い込んでくる。

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