寝言を言っているのが分からないのなら
あんたが寝ている間に証拠を撮ってやる
身に覚えがございませんと言うのだから
俺からしたら所詮あんたは出来の悪い猿
自分を守りたいが為に分厚くして囲う殻
それを俺が大金槌で力を込めて叩き割る
割れた殻を捲れば何も入ってはいない空
何かあるだろうという俺の予想を上回る
あんたの夢ばかりが乗せられた豪華な皿
どれもが食えないものばかりで腹が下る
あんたが得意げに話した何やらかんやら
関係の無い可哀想な人達までを引っ張る
その癖失敗して誤魔化し忘れるのだから
掻き回されて疲れた俺達だけが悔しがる
#詩
#韻詩