残り物からなんちゃって半襦袢
学生の時に縫った木綿の袷長着。
木綿の手ざわりがよく、意外に暖かいので気に入っていた。
が、それは実家にいた頃の話。
いま住んでるマンションは実家とは比べ物にならないほど気密性が高く、日当たりもいい。そして温暖化である。
いくら木綿は簡単に洗えるとはいえ、家事労働で汗だくになんかなりたくない。
で、単衣に仕立て直したのが一昨年。表地はそうしてまた部屋着として楽しめるようになった。残されたのは裏地。八掛はさすがに汚れもあるし、なにしろいまの私が着るには紅すぎる。でも新モスの胴裏は、少々黄ばみはあるもののスレも傷みもほとんどない。
そんなわけで、このまえ縫ったウソつき襦袢の身頃として再利用とあいなった。
襦袢にするには長すぎる身丈を切り、脇縫いをほどいて布端の始末。
切ったにしてもまだ長い身丈(標準より10センチ長い)は私の好み。このくらい長いほうが着崩れ直しがしやすい。
胸元には紐、腰のあたりには補正のタオルを入れられるポケットつき。
学校で習ったのからずいぶんアレンジしてるのは、押さえるべきポイントがわかっているという自負と、着る回数が増えて「こうだったらいいのに」がたくさん見えてきたから。
さて実際に着てみたらどうなるやら。明日はこれに母から譲られた訪問着で〝ちょっとしたパーティ〟におでかけ予定。
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