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緑色の島風〜沖縄ライフありんくりん〜 vol.12|『年末年始、お疲れの胃腸をいたわりませんか?どこまでも優しい豆腐料理「ゆし豆腐」で』(2023年1月号)

オキナワをもうちょっと知りたくなるマガジン「ハイサイ!ウチナータイム!」に寄稿している原稿を転載しています。最新版はコチラからご覧ください。

いいソーグヮチでーびる!(新年明けましておめでとうございます)
皆様どんな新年をお迎えでしょうか?
私はといえば、ここ数年の恒例行事「元旦焼き肉」を楽しみ、翌日に少し後悔しながら三が日を過ごしているのではないかと思います。(笑)

さて、昨年復帰50年の節目を超えた沖縄は、これからどんな未来を描いていくのでしょうか。
朝ドラ「ちむどんどん」の影響もあり、食文化については「沖縄食の深化」が進むことでしょう。ディープな沖縄料理が躍進する、伝統的な食材を使ってアレンジを効かせるなど。今回のテーマ「ゆし豆腐」も、ドラマの影響で存在感が一気に高まりました。
アチコーコー(熱々)が美味しい、固める前の柔らかい豆腐のお汁。大豆の風味が生きた素朴で滋味深い、沖縄らしい料理です。

おぼろ豆腐を食べるのと何が違うのかというと、豆乳から分離したお汁も一緒に熱々でいただくこと、そして豆腐自体にほんのり塩味が付いていること。
このお汁に鰹出汁を加えても良いし味噌を溶いても良い。どう食べても優しさに満ち溢れた
食感と味わいになります。


ウチナーンチュの本音的には、沖縄の豆腐料理の中で結局のところゆし豆腐いちばん好きなんじゃないの!?と思うくらい。

そんなゆし豆腐、沖縄では気軽に食べられますが、県外ではなかなか買えません。ましてやアチコーコーなんて。
「食べたいけど、やっぱり沖縄に行かないと食べられないよね」と思っているあなた向けには、市販の豆乳を使って作るという手があります。
YouTubeに動画レシピを公開していますので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/VtEsKJndOH8 ← ウェブ用
(画像③)←紙面用QRコード
七草を加えたゆし豆腐も良いですね。
お疲れぎみの胃腸をゆし豆腐でいたわってあげてください。

最後にお知らせを!
1月初旬発売の某雑誌にて、大豆から作るゆし豆腐づくりの指南役を努めさせていただきました。
このコラムがリリースされる頃にホームページで情報公開します。ご覧いただけると嬉しいです。
https://kumy.jp/ 



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