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【活動録】じっくり読む・書く文学部

9月22日(日)に「第1回 じっくり読む・書く文学部」の最終回とお疲れ様会を行いました。

感想会はデザートとともに

本活動は専門的なテキストを読む活動、他者の目を通してフィードバックされる文章を書く活動です。主にDiscordというツールを活用し、オンライン通話やチャットを通してコミュニケーションを取ります。

初回の参加者は3名、両方の活動に参加していただけました。

noteで宣伝した内容とは異なりましたが、参加者の方と相談しながら方向性を決めて、大きな問題なく終えられたので一安心しております。

本記事は、次回の参加者の募集にあたり、活動内容を知っていただきたいと思い執筆しました。

読む文学部

活動の目的

小説作品をどのように読むか。その手法を学び、参考にすることです。それによって、「何が面白かった/難しかったか」を言語化する補助線になればと思います。

課題作品

当初はテリー・イーグルトン『文学とは何か』を課題作品にしようと考えていましたが、参加希望者の方に他の書籍を提示したところ、蓼沼正美『超入門! 現代文学理論講座』に決まりました。

課題作品『超入門! 現代文学理論講座』

本書は4章構成のため、参加人数と合致していたことも決めてのひとつとなりました。

活動の流れ

① 課題作品決め(上記)

② 担当・開催日決め
 各章ごとに担当者を決め、約2週間の読書期間を設け、それ以降で通話可能な日付(開催日)を決めました。

③ 発表まで
 発表者は担当章まとめたスライドなどを作成します。開催日に間に合わない、予定が合わない人が出た場合は、日程をスライドします(今回は変更なしでした。)。

④ 発表
 音声チャットで発表者は画面共有または事前に資料を共有して進行します。発表後、参加者が発表やその章を読んで気になったことなどについて意見交換をします。
 活動は平日の21時が多かったため、発表が10分程度、その後の意見交換や雑談を含めて60分ほどで切り上げました。

⑤ 次回の予定決め
 雑談終了後、②のように次回の予定を決めます。以下、くり返しです。

ドッグイヤーや
書込みをしました。

書く文学部

活動の目的

手帳のメモや日記などの文章は、誰かの目を気にしないと思います。SNSやブログは不特定多数に見られるものですが、それを意識しているでしょうか。

本活動は、カムクワット読書会の主催が編集者として、書いていただいた原稿(初校)にコメントを入れます。さらに、最終的には参加者同士で無記名の作品を読み、感想をもらいます。

このように、最初にひとり(編集者)の目を通し、続いて参加者に読んでもらうことで、誰かに読んでもらう意識が生まれるのではないかと思います。

活動の流れ

① テーマ決め
 執筆するテーマを複数提示し、話し合いの末、「言葉と生活」に決定。文字数の目安と締切日(1か月間)を設定しました。

② 初校執筆
 締切日に向けて、初稿や原案を執筆。ファイル形式はWord、PDF、.txtなど。

③ 編集チェック
 初稿、原案を編集者が確認し、誤字や表現、構成案等を提案。PDFのコメント機能等に記載して執筆者に戻しました。

④ 再校執筆
 編集コメントに対して、執筆者の判断で修正・変更を加えた再校を作成。

⑤ 最終稿確認
 再校を発表用のフォーマットに流し込んだ最終稿を執筆者が確認する。その際に微調整・修正もする。

⑥ 参加者の作品鑑賞
 参加者は約1週間で無記名の最終稿を読み、140字ほどの感想を編集者に提出。

⑦ 感想等のフィードバック
 感想等をまとめた「評価シート」を執筆者にフィードバッグします。参加者が気づいた点も共有し、修正の要否を確認します。

⑧ ネットプリント公開
 最終稿に執筆者名、あとがきを加えたものを、ネットプリントとして公開しました。

ネットプリント

⑨ 感想会
 今回は「読む」文学部の最終回とともに、オフラインで行いました。無記名原稿で執筆者がわかったか、評価シートでは書ききれなかった感想などを話しました。

お疲れ様会は中華料理とともに

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