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人生は野菜スープ

10ccの佳曲。原題は「ライフ・イズ・ア・ミネストローネ」。多分邦題付けた頃はミネストローネは日本であまり認知されてなかったんじゃないかと思う。しかし、キャンベルのスープ缶にはあったように思う。ガキの頃教会の施設で食った記憶がある。トマトスープに具は小さく切った野菜と豆とスピロヘータ菌みたいな螺旋状の小さいパスタが入ってたような。

歌詞はナンセンスなあまり意味のないものだが、サビで「人生は、パルメザンチーズのかかったミネストローネ、死は冷凍保存のラザニア」と歌われると、何か深い比喩があるんじゃないかと思えてくる。多分ないだろうけど。

人生はミネストローネより、人生は野菜スープの方がしっくりくる。想像力が脆弱なので、タンメンの麺抜きのようなイメージしか湧かないが。タンメンスープじゃ人生に例えるにはスッキリし過ぎか、それだったら人生は豚汁とか、人生はごった煮スープの方が相応しい気もするけども、かっこ悪いと思われそうだな。


「愛とは時間をかけて直火で火をいれたスープ」という言葉を今朝目にして、なるほど、温かいスープは身も心もあたためてくれるよな、まるで愛のように。と逆さまに解釈して、温かい汁物に想いを馳せる。今日日ではコンビニで売ってるスープもレンチン主体だ。ここは直火で火を入れたスープが飲みたい。そこで家にあるもので作ることにした。

デルモンテのリコピンリッチという濃いトマトジュースをベースに、コンソメの元で味を整える。具はネギの筒切りのみ。

美味いよ、美味い。寒い冬の冷えた部屋で、湯気でメガネが曇る、身体に染み込むような温かいスープ。実にありがたい。なるほどこれは愛の味だ。例え自分で作ったにせよ(笑)。

死にたくなったら温かい汁物で身体を温めると、考え直すかもね。

https://youtu.be/GAB7nQS7Wp4

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