【必見】令和の男の新三大たしなみ

2022オモコロ杯にて銅賞を頂きました。

どうも「ダンディな男」だ。

？？？？？？

すまないね。
ダンディムーヴが溢れてしまったよ。

どうしてこんなダンディになれるかって？
それは「男のたしなみ」を身につけているからさ。

ん？

キミ今「男のたしなみ」と聞いて酒やら女やらギャンブルを想像しなかったかい？

チッ

チッ

チッ

チッ

だからキミはダンディになれないんだ。真のダンディは今の時代に合った「男のたしなみ」を身につけている。ダンディとは流動的なものなのさ。

今の時代に合った「男のたしなみ」は三つある。

まず一つは、「海」だ。

海は男を雄大に見せる波の荒々しさに負けず、波間に立つ男は生物の本能的な強さを引き出す。

しかも、海にはデジタルデトックスの効果もある。せせこましくなりがちなインターネットのコミュニティを離れて、広い海を見る事は視野を広くするキッカケになるんだ。

そして二つ目は、「車」だ。

車は単なる移動手段じゃない。男が一人黙々と運転をこなす。モーター音と対話する中で集中力は研ぎ澄まされ、自然とおのれ自身との対話も進んでいく......そんな場所なんだ。

どこでも人とつながるようになった現代において、真の自己対話を行えるのさ。

最期の三つ目は、「言葉」だ。

インターネットで誰もが発言力を持つようになった現代。みなの注目の的となるダンディな男は、本当に大切な事を説得力を持って伝える力というのが大切。

そのためには、言葉を上手く使いこす必要があるんだ。

どうだい。これが今の時代の「男のたしなみ」だよ。

なんだ？
あまりピンときていないみたいだな。

いいだろう。ここからは実践編だ。
よく、俺の「男のたしなみ」を見ておくんだ！

今から砂浜でミニ四駆を作って、習字をする。

海、車、言葉の三要素を一気にクリアするには、この方法が一番なんだ。

それではやっていこう。

まずはミニ四駆作りから。本日作るのはコチラ！

「ミニ四駆オオカミ」

目のキマり具合が最高にCute。

えーっとまずは…うん？

サングラス説明書読みづら過ぎる。

というかこれパーツちっちゃすぎるな。

ちょっともう一度説明書を…

あっ！

風！　強！

砂浜ミニ四駆　ムズすぎて笑っちゃう

サングラスで説明書や細かいパーツが見えないだけでなく、海風で説明書と細かいパーツが飛ばされる恐怖と常に隣合わせ。

やらなきゃよかったぜ。

（ダンディもお茶は飲みます。）

その後、悪戦苦闘しながらも

土台となるシャーシという部分をくみ上げることに成功！

ん！？

この音は...

5時だ！

約1時間半でまだ完成せず。

だけどダンディめげない。

だって主役のオオカミがやっと登場するんだから！

目線を合わせて対話を図る。ダンディにしかできない芸当だ。

オオカミを車に乗せ、仕上げをすれば…

完成！

きゃわいいんだなあ。2時間近くかかっているので感動もひとしお。

早速走らせるぜ！！！！！！！！！

いけいけいけいけいけいけいけいけいけ！！！！

オラオラオラオラオラオラオラオラオラ！！！！

あっ！！！

とまっちゃった。

続いては習字だ。

ダンディは文鎮なんてヤワなものは使わない。

イケてる男の必須アイテム、ワックスと砂浜では置物と化したミニ四駆で半紙をガッチリとキープ。
タイヤのグリップ力がこんなところで活きるとは。

それでは筆に墨汁をつけて...

サングラスで黒がよく見えねえ。

なんとか墨汁をつけられたので仕切り直していく。

ダンディな男の言葉はおのれ自身を映す鏡だ。

単なるカッコイイ言葉や綺麗ごとじゃない。

時には目を背けたくなることもあるかもしれない。

だが、それを含めてこのダンディな男の姿と言葉をしかと見届けて欲しい。

それじゃあいくぞ！

男の持つ炎のような力強さとこれからの未来への成長性という暗示を込めて「クッパｊｒ」と書きました。

いかがだっただろう？
ダンディな男がダンディな男たる所以が少しは理解できたかな？

今はまだわからなくてもいい。

ただ、

水平線の先を見た時...

けたたましいモーター音を聞いた時...

無限1UPをしている時...　

そんな時に、ダンディな男の事を思い出してくれればいい。

そうしていればおのずとキミなりのダンディが見えてくる。

次のダンディは…

君だ

Fin...