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一泊二日の旅行に行ってきた

2020/09/20

文字通り一泊二日の旅行に行ってきた。場所はプライベートなので具体的な場所は秘密にするが……まぁとてもとてもよかった。トラブルが結構あったものの、なんとか最善で最高の旅行になった。

旅行とは「目的」と決めた「時と場所へ」向かって行くものだと思う。そしてその目的は大抵派手な場所やイベントが多い。派手なイベントというのは人を集めて、気持ちを盛り上げて、楽しさを倍増させてくれる。とてもいいと思う。はやく流行ウイルスの収束となり、僕もいろんな場所に行きたい。

今回僕が向かったのは静かな場所だった。だれも気にしないような伝承の跡をたどる旅行だった。向かった先の民宿(といっても新築みたいに綺麗だった)は泊まっている人が僕を含む三人しかいなかった。みんな静かでなにもなく、風呂場(改築してて大きい)が貸し切りになって、つまり特別感がすごくよかった。 

それほど大きな民宿ではないとはいえ、これだけしかいない人がそれぞれなんで泊まっているのか気になった。おそらく一人は出張でここに来た人、もう一人は登山っぽいスポーツ系統の人だと思う。詳しくは聞いてない。旅の恥はかき捨てというように、もっと人との交流をするべきだなぁと帰った今思う。けれども僕はそういう人ではないから、とも思ってしまうのだが。

旅行は伝承にある滝を見たり、神社を訪れたり、なんか痕跡に触れてみたり、とかそういったものだった。民俗学っぽくて知的と思われがちだが、コロッケを食べたり、天ぷらそばを食べたり、パンを食べたり、ソフトクリームを食べたり、などいろんなものを食べたりした。どれもおいしかった。

この旅行は一泊二日とあるように、ほんの近くにある伝承を巡る旅だった。それなのにとてもいろんなものを発見し、見て、体験して、次に何をしようかという目的を見いだす旅になった。旅に成長を求める派ではないんだけれども、行ってみるといろんな発見があるのはとてもたのしい。そして充実した疲れはとてもいい気持ちにさせる。

もちろんすべて上手くいったわけではない。初っぱなから高速道路の方向を間違えて2時間ほど無駄にしたり、スマホの充電器とケーブルを忘れていることに気がついて17キロほど走って電化製品屋さんまで行ったり、明らかな軽装備で山を登ったり(目的地は山の麓なので一式を準備する必要がないとはいえ軽率だった)、トラブルに見舞われて同伴者がいたなら「なにやってるんだよ!」と言われそうなことがいくつもあった。車内は荷物で終始ぐちゃぐちゃだった。

なんというか、それらを含めてたのしかった。それはとても素晴らしいことだと思う。

旅の話題なのにどこに行ったのか、なにをしたのか、という話がないことは申し訳ない。今回僕が言いたいのは「派手な旅行先もいいけど、たまには近場を見てみたらどうだろうか」というものだ。旅というとどうしても遠くのおいしいもの、たのしいこと、綺麗な景色が見たくなる。けれども自分の住む地方、自分の住む県をもう一度よく見てみると、いろんな魅力的なものが見つかるはず。それらは地味かもしれないけど、想像よりずっとたのしいものかもしれない。

今回いろんな発見があり、いろんなたのしいことを見つけることができた。これらは細やかで小さい出来事かもしれないけれども、それがなによりの収穫だった。友達と遠くへ旅行に(長崎に)行く予定が流行ウイルスによって頓挫して、旅行に対して悲しい気持ちを持っていた。けれども近くにこんなにもいろんな事があったなんて! そんな感じだ。

旅行また行きたい。今度はどこに行こうか、そんな楽しみがひとつ増えてたことがなによりもうれしい。


追伸:
旅行先で食べたソフトクリーム、濃厚でおいしかった。写真写りが悪いのは縦長で撮っちゃったから。そういえば旅行に行くと毎回ソフトクリーム食べる気がする。あとコロッケも。

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