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過去の手帳の整理をしていた|日記

2020年7月5日 日曜日
過去の手帳を整理していた。日付を見ると去年と2年前と3年前の3冊のようだ。3年前はなにをやっていたのだろう、そんな事を1ページ1ページ開きながら、重要な情報がないか確認しながら、ふいに思い出したりしている。今日は感情に浸る時間ではないので、あくまで必要な情報だけ書き残し次へ次へと二重線を引いてゆく。

3年前はちょうど分岐点があったように思う。少し具体的なことを書くと、ちょうど3年前(正しくは春先だが)が車の免許を取りに行ってた時期なのだから、このころ「就職しよう」と思い至った時期でもあることだ。長い間無職をやっていて、無職に飽きたという表現だろうか、やっぱお金は必要と思ったからだろうか、まぁそんな感じで就職を選択した。就職するとなれば必要になるだろう、とまず普通車の免許を取りに行ったのだ。

そんな教習所の予定が手帳に書かれてある。無職で暇だからほぼ毎日行くことになった。これは誇張ではなく、本当に月から日まですべて教習所に通う日々だった。これがノンストップで数ヶ月続く。無職なのだからいい外出する理由になったものだ。

それらを思い出しながら横線を引いていく。僕はずっとウイークリータイプの手帳を使っているが、これら一週間の予定がほんの10秒ほどで消化されていく。本当に時間が過ぎるのはあっという間だと思う。僕はこの3年間何をやってきたのだろう、すげー勢いで過ぎ去るイベントが頭の中を通過し、現在に立っているイメージがわく。この頃から考えたら全く想像もつかなかった展開だった。

だからこそ人生は楽しい、……といえるほど素晴らしい数年ではなかったけど、まぁ悪くはない数年だったと思う。このなにげなく思い立った「手帳の整理をしよう」という今日の閃きも、なにかの意味があるように思えてくる。横線を引きながら、これからの3年後をまた想像することになる。

3年後……、想像がつかない。いいようになればいいと思う。

日記

PS
写真は3年前の手帳

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