見出し画像

家庭学習の大切さ

昨年度から、公文内部で声高に??家庭学習の大切さを語ってきました。
内部の先生方へのセミナー等でもお話させていただいたことがずいぶん昔のことのようで、最近うっかりして忘れそうになっておりました。

『家庭学習の大切さ』を語るとき、教室では会費をいただいているのだから、基本は教室学習で伸ばすべきで、家庭学習にまで言及してよいのか?というような議論が内部にも多々ありまして、確かにそれは分かります。
しばらく、自分の中で発酵させて、今ようやくわかったことは、その目的は何か?ということです。家庭学習を大切に、ということの目的です。

もちろん、それは、セミナーの中でも、これまで語って参りました。

週7日のうち、週2で教室、それ以外は家庭での学習。それであれば、どちらに重点を置いたらいいのか分かるはず。
そうなんですよね。口で言うのは簡単です。だって子どもを伸ばしたい。それが保護者の切なる想いです。

ただ、気にしておかないといけないのは『なぜ公文式に来られたか?』という、もともとの動機のようなものなんです。

・お家ではできないから
・お家で色々やっているけど、上手く行かないから
・家に近いから

等など、動機を聞かずして、そのご家庭では入会後、どういう風に公文式学習に向かって行かれるか等、想像も付かないはずなんです。

・・・この文章は、多分自分の中の思考をまとめたいだけで、教室保護者に向けたわけではありませんね。保護者の皆様には申し訳ありません。教室指導者の思考について興味がある方だけ読んでください・・・

公文なんだか良さそう、ひとまず、やってみよう!
大事です。
『やってみよう、やってみなければ分からない』名言です。この言葉は創始者、公文公(くもんとおる)会長の言葉です。

ただ、やってみよう、の先には、何だか上手く行かないね、という時が来ます。その時、動機が無いと、『やるのを辞めてみよう』というのが来ます。

公文は時間を掛けることで育つ部分があります。

これは公文だけではなく、どんなことでもそうなのですが、自分でできた!自分でこうやればできる!という自信があるものって、本当に強いのです。
自信や悔しさ、努力、向かい合う気持ちのようなもの、そして、自分でやろうとする姿勢のようなもの、そういうものは、数か月習っただけでは身に付きません。

そんなに短期間で身に付いたねということがあれば、教えてほしいです。
成功もあれば、挫折もあり、そんな中で、前向きに挑戦しなおす、そういう日々のあ~だこ~だがあり実現するものでは無いですか?
そこに、単純なノウハウ等無い!要領よく生きようとしすぎることで失敗してしまうこともあります。育成は根気強く、時間が掛かるもの。

『公文式』は有名だし、ブランド力もあります。
何となく、『公文』に行けば大丈夫だろうという安心感もある。
でも、横たわっているのは、こういう人の成長というものを促すプロセスに他ならないんです。

人の成長を促すプロセスというのは、自分で一人で招くことができないことがほとんどです。
子ども自身(場合によっては保護者も)の先生との関わり、気付きがあってこそ。

私がこのようなことを改めて思ったのは、自分自身が最近通い始めたパーソナルジムでの経験です。

お恥ずかしいことですが、コロナ禍で、もうこれ以上は無理というレベルにまで体重が増えました。これは言い訳ですが、マスク生活の前は、年に1,2回は大きな風邪を引き、その度に大体2,3キロは体重が減っていたので、何とかキープ?していたものが、全く風邪を引かなくなりまして・・・毎年マックス体重を更新し続けていました。

ずいぶん前から、週に1,2は運動をする習慣があるし、毎食すごく食べているわけでは無いし、夜は炭水化物も食べないので、年のせいで代謝が落ちていることが原因なのかなと思い、家族に勧められ、筋トレをしようと通い始めました。

最初、ジムで体験の時、体組成計で調べてもらい分かったのは十分な筋肉量があるのに、脂肪が燃焼されていないねということでした。数回通っていた間に、何が原因なのか?調べられている感じです。
食事はそんなに量も食べているわけでなないのですが、今思うと、栄養素等気にせず食べていたのは確かです。

週2回の筋トレをしながらも、体重が減らない、何で減らないのか?
結果、それは食生活です、という診断でした。
確かに、この仕事・夜型の生活をしながら、食生活まで気を配っていませんでした。

今回の件で、そもそも、代謝が落ちていることを原因にして諦めてしまっていたことを強く感じました。
それは言い訳なんですね。

まだ結果が大きく出ているわけではありません。
多分誰にも分からないレベルです。
だけど、ジムに通うことで、継続することに、自分以外の目を入れる、少し監視されているような気持ちでいます。

実際、トレーナーから、食事指導をしてもらいながら、毎食食べたものをLineで送るように、という指示があり、少し辛いなと思いましたが、結果はプロセスが導くのですよね。
こういう経験で、そういう痛さと引き換えに、成果が導かれることを、自堕落な生活をしていた自分を見直すようなことを改めて教えてもらいました。

何かの代償があるけど、目的がそれを超えてくる、そういうものでなければ、人は頑張らないはず。
私も、誰かの手を借りてでも、今は体重を減らしたい!という気持ちからで、そういう想いを持って最初はジムに通ったけど、気付くと全部自分の食生活だったんだなと、遠まわりして、自分にブーメランが戻ってきた感じです。

お金を払っているんだから・・・と、成績が上がらないのは、塾のせいだと、何かのせいにする。果たしてそれが正しいのでしょうか?
伸びる子は、家庭での学習がしっかりできていた子、自分自身そう言って来た手前、自分の言葉が自分を苦しめます。
私がダイエットに成功しなければ、東郷先生は自分に甘い、と責められる、そういうことも覚悟でこういう記事を書いています。

なぜなら、今の自分の状況と、昨年まで私が声高に言っていた家庭学習を大切に、ということがシンクロします。
自分に甘くなったなら、これ以上体重が増えたなら、私が言っていたことに誰一人耳を貸さなくなっても仕方ない。

そういう経験もあり、最近は教室保護者に、希望者のみで良いので、毎日の家庭学習のプリントの写真やコメントを送ってくださいとお伝えしています。もう習慣化されている方には、釈迦に説法ですが、そうでない方、それなりに大変な方、何か励まし、気付きが欲しい方には、自分の経験からも家庭でのことを共有するって勇気がいる半面、学習を毎日をすることの楔となるのも?と感じたからです。

私もそうですが、自分一人で頑張るって大変なこと。
それを当たり前に顧客に求めるのではなく、大変だよねと一緒に分かち合い、成長したら一緒に喜び合うという関係になりたいと、思っています。私自身の成長(減量)はまだまだ先ですが、きっとトレーナーとそうなれると信じて、今は前を向いて頑張ります。

私の目的は、減量(しかもリバウンドしない)であって、
それについて、良くトレーナーさんが言っているのですが、
(ボディビルの)大会の前に3か月で15キロ落とし、その後1か月で10キロ戻ったとか。急激に減らすとそういうことが起こるよという意味で仰っているのですが、もっと緩やかに体重を落とすことができれば、リバウンドもしないよということで、でもそれってどうやって?ということなんです。
しばらくは、筋トレと食生活(食事の内容、タイミング等)を変えることを考えながらやっていきたいと思っています。

まだ、しばらくかかるとは思いますが、私が痩せたならば、私も頑張っているのかなと思っていただけるかもと期待して、また明日からスクワットを頑張りたいと思います。

教室の生徒、保護者の頑張りを尊敬します。

東郷

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?