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海を渡る馬

ツイッター(旧X)をぼーっと眺めていた。
「おすすめ」をつるつるスクロールして読むともなく流していると、ある写真にハッとした。

奈良原一高《海を渡る馬》1961年 ゼラチン・シルバー・プリント 24.9×19.9cm
©Narahara Ikko Archives / Courtesy of amanaTIGP

なんだこれは

恥ずかしながら、奈良原一高を知らなかった。
日本を代表する写真家なんだそうだ。

なにより、このモデルは誰なんだ。
検索してみるとこんな記事があった。

モデルは松本弘子

日本人モデルの松本弘子氏にシーズンのメインの服を纏わせ「弘子は重力を感じさせず、まるで 天女のように歩く」と大絶賛するなど、昨今何かと取りざたされる“多様性”を70年も前にファッションの世界において、その重要性を広く訴えていたことが分かる本編映像となっている。

https://cinefil.tokyo/_ct/17394995

知らなかった。

その後、カルダンのブティックの支配人であったフランス人男性と結婚し、お子も出産され、女優として映画に出演し、1975年からファッション雑誌『ヴォーグ』で編集・広報および広告入稿の日本担当責任者をつとめた。
2003年、パリで死去した。67歳没。  (Wikipediaより)

つまり、
彼女自身が、海を渡る馬だったのだな。

知らなかったけど
時空を超えて
「なんだこれは」と思いました、奈良原さん、松本さん。

心を、ぎゅっと掴まれるこの感覚
ああ、うつくしいな

と久しぶりに思った日曜の朝。


思わず落書きしてしまう

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