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東京万景 コロナ禍の放浪

コロナ禍の中でも僅かな仕事はあるのです。昨日は、3MのN95マスクと保護めがねをかけてコロナ防御対策を講じて(これがキツくて蒸れるのです)目黒での打ち合わせです。目分量ではありますが、思ったよりも人は少なかった気がします。

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目黒の駅ビルには、デパートの地下売り場のような感じで、洋菓子和菓子の店舗がたくさん入っています。さらにスーパーの紀伊國屋に、無印、ユニクロ、それから大きな書店が入っています。

その昔、目黒の編集プロダクションで、コピーライターを3ヶ月だけやった時代には、最上階には書店がなくて、西新宿にあったカレーのボンベイとか(あとは忘れた)、美味しい料理屋さんがいっぱい入っていたのですよ。それから2階には小さな書店があってね、都会なのに田舎のデパートのような雰囲気がありましたよ。

それから少し時間が経って、目黒の会計士師匠の元に通うようになると、駅ビルの飲食店はなくなって現在のアトレになっちゃうんです。それでも今はニトリになっている隣のビルには新星堂があって、よくCDを買いました。そうそう、今はそれもなくなりました。

駅ビルのはす向かいのビルの半地下にはキレイな書店がありました。坂口尚さんの漫画も品揃えしていた面白い書店でした。今はそのビルが超高層ビルになって、Amazonが入っていたりします。

今じゃ街中にレコード屋(CDショップ)や書店なんてありませんよね。これはね、大変な事態ですよ。僕は文化的衰退だと思っているのです。街中でレコードや本を買うって事が文化の一環だと思っていますからね。あ、個人の意見です。

さて、目黒での打ち合わせでは、前回僕が持参した「パーパス経営」(名和高司 著)と「人新世の資本論」(斎藤幸平 著)に感心したのか、「これはいいね」と笑いながら「こいうのがいいんだよ。もう日本的な発想の本はやめだ」と著書に取り入れることになりました。

2時間話して無事に打ち合わせが終了。

帰りには三田線、都営浅草線を乗り継いで帰宅するのですが、どうにも写真を撮りたくて仕方がない。たまにこういうことがあるのです。でも、カメラを持っていません…仕方がない、スマホで済ませました。

ほんで、浅草線を本所吾妻橋で降車して墨田区役所方向に歩きます。以前もこの辺りを歩いて写真を撮ったことがありました。また歩いてみたいと思ったんですね。

隣はスカイツリーが立つ押上ですから、いずれの通りからもスカイツリーが間近に見えます。

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人通りは少なくて…今頃になって緊急事態宣言が効いてきたのでしょうかね? それから30分くらい周辺を歩いて写真を撮りました。

「カメラを持って来るんだったなぁ」


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