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帯状疱疹の恐怖

ボーッとして生きて(笑)、年を重ねて高齢者になってしまうと、身体のアチコチに不具合が現れます。肺炎に憩室炎など炎症も起きやすくなります。先週から腰の辺りが激痛で「筋肉痛?」と軽く考えて放置していたら、どんどん痛くなる。「変だな?」と思って先週の土曜日に腰の辺りをよく見ると赤い発疹を発見。しかも下腹部までに右側に偏って固まってできていました。

キモチワルイ…こりゃ何だろう?と思ってネット検索すると「帯状疱疹」と「水疱瘡」というのが出てきました。「水疱瘡は子どもの頃にやってるから違うか。じゃあ帯状疱疹だ」って思いましたが、土曜日に行くのは面倒だから月曜に行こうなんて思ってたら激痛が酷くなり、太い釘で強く刺されたような痛みが襲ってきます。

日曜日は激痛に耐えて過ごし、昨日になって地元駅近くの皮膚科を受診。いつもは総合病院に行くのですが、「一度、町医者に行ってみっか」と思ったのです。思いつきですね。

町医者は混んでいて、15分ほど待ってから診察室に呼ばれました。ズボンを下ろして腰とお尻と下腹部にできた発疹を見せると…。

「典型的な帯状疱疹だよ。神経に沿って発生するから痛いんだよ。尿道や肛門にできたら排泄するのが大変だ。大丈夫?」と聞かれて、「尿道や肛門にはできていないようです。排泄は普通です。あ、前立腺が肥大しているのでおしっこを出すのは大変ですが…」と言うと「うふふふ」と僕と同い年くらいの医師が含み笑う。

「帯状疱疹は水疱瘡と同じウイルスなんだよ」
「ウイルス?僕は子どもの頃に水疱瘡をやってますよ。免疫ができているんじゃないんですか?」
「水疱瘡経験者が帯状疱疹になるんだよ」
「水疱瘡をやったことがある人間が帯状疱疹になるんですか?」
「そうだよ。免疫力がなくなって潜んでいたウイルスが再発したってわけ」
「そうなんですか?」
「そうなんですよ」と医師は笑いながら言った。
「痛いんですよ」
「うーん・・・あのね、発疹が治っても、神経を痛めている可能性があれば、痛みが残ることがあるから痛み止めをきちんと服用してね」

「痛みが? その後遺症はどのくらい続くんですか?」

「ずうっと続きますよ。患部に薬を塗ってあげて」と看護師さんを呼んで、医師は隣の部屋に消えました。次の患者を診るためですね。

看護師は、帯状疱疹に向けて赤外線を照射しながら塗り薬(抗生物質)を塗ります。「ガーゼを当てておきますね」と言って、テキトーに切ったガーゼを患部に当ててテープで留める。

診察室を出て2000円ちょっとを払って病院を出て薬局に向います。薬局では薬剤師から抗ウイルス薬、抗生物質軟膏、炎症を抑える薬に鎮痛薬をもらいました。2日分で2190円と高い。

薬剤師は「高価ですが、抗ウイルス薬が高いのです」と、僕は何も言わないのに言い訳をします。

「はあ…」と言って薬代を払って外に出ました。帰宅してから明細を見ると、抗ウイルス薬は2日分(4錠)で1600円ほど。1錠で400円もします。ため息が出ちゃいます。

昨夜は痛みで眠れず、睡眠不足です。鎮痛剤が切れると痛いし、明日の薬代も心配で、きっと今夜も眠れないのでしょうね。


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