見出し画像

天才画家・石田徹也

しつこいようですが、僕は自分が才能と画力を向上させるための鍛錬力の欠如から漫画家にも絵描きにもなれなかったので、画力がある芸術家さんや漫画家さんが好きです。永島慎二さんや大友克洋さんのような画力のある漫画家(実際はガロ系の絵になってしまいましたが)や、青木繁のような絵描きになりたいと思っていました。

石田徹也という孤高の天才画家がいました。家具や道具に電化製品、さらに多様な什器などの無機物体と人間(殆ど同じ顔をしています)とを融合させるという独特な作品を描きました。それは、天才的な画力と色彩力を基盤に成立した、常人にとっては想定外の異質な“絵”でした。

画家の石田徹也さんは1973年生まれ。1992年に武蔵野美大入学。当初はグラフィックデザイン作品を描いていましたが、そのうちに彼独特の“絵”に到達しました。作品は数々の賞を受賞し、個展も行いました。アルバイトをしながら創作活動を行っていましたが、2005年5月に踏切事故で亡くなります。享年31歳でした。

ああ、石田徹也さんのような絵が描けたらと思いますが、絶対に無理なのです。

以下Wikipedia「石田徹也」より

死後、2006年11月に香港で開催されたオークション『アジアの現代美術』に 出品された『無題』(2001年)は、78万香港ドル(約1200万円)で落札。 2012年5月に開催されたユナイテッドアジアンオークションに出品された「囚人」(Prisoner 1999)は予定落札価格の3倍以上の819,800USD(約9,230万円)にて落札された。2009年、紺綬褒章を授与され、遺族が受け取る。2019年にスペイン・マドリードの国立美術館で開催された個展が31万人を超える入場者を集める。

◆4月に静岡県立美術館で石田徹也さんの絵が見られますよ。

STORIES ストーリーズ
作品について学芸員(わたしたち)が知っていること

会 場:静岡県立美術館
会 期:2021年4月6日(火曜)~5月16日(日曜)まで
    10時00分~17時30分
休館日:毎週月曜 (詳しくは美術館webでご確認ください)

企画展6室の中、1室を使い、所蔵作品約20点を展示されます。
2015年巡回展以降、海外での展覧会でどのように石田徹也が紹介されたのか等々を焦点にしたものとなるそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?