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ゆけ!メガトンロボ「宇宙からの挑戦」完

スペーサー星人が封じ込められたらトカーゲンの様子が変になった。固まって動かなくなってしまった。

この大きさだとゴジラやキングギドラなんかよりも大きいよねAIのサイズ感って狂ってるね

「あの怪獣、随分、大人しいんでねぇが?」
「クソでもしてんだっぺよ」
「いや、卵産んでるんでねぇが?」
「やっぱ、クソだっぺした・・・」
地上では有象無象老若男女たちが怪獣妄想を繰り広げていた。

「怪獣が大きすぎて、ひとまわり小さいメガトンロボ3号では歯が立ちません」
オソタ隊員が磐梯山がある猪苗代町から東北自動車道を飛ばして東京までやって来た。
「アンリです。トカーゲンを操るスペーサー星人を倒したので、トカーゲンは活動不能になってしまったようです」

地上ではメガトンミニロボ10機がトカーゲン駆逐に向っていた

「地上からメガトンミニロボ10機を出動させました」アンリ隊員が答える。
「それだけ巨大だから、それでも歯が立たないだろうな。それにしてもスペーサー星人をどうやって倒したんだ?」
「あ、シード何とかっていう女性の異星人と一緒に倒しました」
「シード何とか?」
「シードの次に数字を言っていましたが、アタシ物覚えが悪いんですよ」
「ははは、じゃあトカーゲンをどうするかだな」

メガトンロボは体長70メートルである

「トカーゲンに麻酔ミサイルを撃って眠らせましょうか?」
「それしかないだろうな。あの巨大さではメガトンロボじゃ敵うはずがない」
「メガトンロボ聞こえるか?」
「キコエマス」
「トカーゲンに麻酔ミサイルを撃ち込んでもらいたいんだ」
「ハイ。デモ ワタシノAnesthesia Missile(麻酔ミサイル)デハ チイサスギマスネ 50パツ ハ ヒツヨデショウネ 100パツマガジン ヲ トウサイ サセテクダサイ」
「了解、では、メガトンロボ、一度、基地まで戻ってくれ」
「リョウカイ」
その時、トカーゲンが動き出した。

体長が縮んだね。これでメガトンロボと同じくらいのサイズかな?

「やめろ!トカーゲン、お前を操っていたスペーサーは既に封じ込められて、お前を操る者はいないのだ」
そのとき、メガトンロボの頭部のクリスタルドームが開いた。クリスタルドームは、メガトンロボのマスクだ。放射能からインフルエンザウイルスにスギ花粉までを完全防御してくれるのだ。

後方のメガトンロボは残像ですw

「ロサンゼルスドジャーッス!」トカーゲンが叫ぶと、そこで固まったまま動かなくなった。
「どうした?」
メガトンロボがトカーゲンの体を触ってみると冷たくなっている。
「し、死んでる!」
メガトンロボはトカーゲンの血液を採取して、血液データを東京支店のアリス隊員に送った。アリスがトカーゲンの死因を分析した。
「メガトンロボ、トカーゲンは新型コロナウイルスで死んじゃったみたいだよ」
「新型コロナは有名な芸能人たちばかりでなく、巨大なトカーゲンの命までも奪ってしまったんだね」オソタ隊員が呟いた。

新型コロナウイルスによって死亡したトカーゲン

「トカーゲンは可哀想ね」アリス隊員が呟いた。
「ああ、来たくもないのに地球まで連れてこられて死んじゃうんだもん」
「すべてスペーサー星人が悪いんだ」
「あの野郎・・・今度現れたら、アタシのキックと殺人パンチでぶっ殺してやる」と言って虚空パンチポーズをして泣いた。

メチャクチャな話でごめんなさい。

メガトンロボ3号と誰・・・?

「宇宙からの挑戦」完

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