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散歩の途中で・・・

珍しく遠出散歩(といっても近所だが)した。帰宅してからスマホの万歩計を見ると9538歩(7.39キロ)と表示されている。おかげで足が軽くなった気がする。散歩というか、たまに早足の単純な運動が大事なのだとわかった。

自宅から猫通りを経て梨畑を抜けたところにある墓地下の沼は、ウシガエルがボーボーと鳴く不気味な沼だが、沼に生息するメダカを食いにやってくるカワセミの撮影ポイントでもある。

ここは、以前、よく歩いていたコースで、この夏の異常熱波で歩く気にもならなかったので、このコースを歩くのは半年ぶりである。

かみさんとノラリクラリダラダラと、たまにパッパッパッと歩いて、帰宅の途となるのだが、帰り道には新興住宅地のなかを通る。その新興住宅地の中に大勢の人がいる。その姿を見て「記者たちだ」というのがわかった。それにしても、彼らの表情を見ても、取材されている高齢の人の表情を見ても、何があったのかが読み取れない。

そのうちに次々に記者たちがやってくる。大きな事件であればヘリも飛ぶだろうが、その姿もない。

「大きな事件なのかね?」とかみさんと顔を見合わせる。しかし、自分たちには関係のないことなので「あっしには関わりのないこって」と自宅までの道を急ぐ。スーパーで買い物をしてから帰宅。テレビをつけると偶然にもニュース映像が流れていて「殺人事件」を報じている。何気なく観ていると「鎌ケ谷市」の文字が見えた。

「おい、観てみろ。さっきの人だかりはこれだな」とかみさんを呼んで画面に見入る。

『足立区の寺で住職が納骨堂のなかで練炭による一酸化中毒死。しかし、その練炭は何者かによって仕掛けられたもので、さらに焼却炉にはペットボトルに入ったガソリンが仕掛けられていて、寺を全焼させることも計画のうちだったのではないか?ということだった。その容疑者というのが、千葉県鎌ケ谷市の霊園開発、石材会社の社長と同僚?の女性らしい』ということらしい。その容疑者の自宅兼店舗というのが、さきほど散歩で記者たちが集まっていた家だったのだ。

「何があったのかは知らないが、酷いことをするものだ」

それにしても、人の心がここまで荒んでしまったのは何故なんだろう?

近所の急坂。ここを自転車で上るのは難しい。

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