名尾手漉き和紙_佐賀_工芸思考
名尾手すき和紙。
山に囲まれた名尾は、農地が少なく貧しいから、紙漉きの技術を導入して和紙づくりをはじめる。350年前から工房を開放し、問屋不在で自分で売るスタイル。
↑訪問者のための和紙づくりの工程を説明したパネル。
機械化による紙の大量生産が普及し、100軒あった和紙やさんも、35年前に最後の1軒、谷口家のみになる。
名尾手すき和紙は、カジノキの長い繊維を激しく振って絡ませるため、薄手で丈夫。提灯用の紙をはじめ、番傘、合羽、障子紙に使われる。
たった一軒残った谷口家