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アジア航測株式会社 代表取締役社長 小川紀一朗さん

地表から海底まで、地面の凹凸を測る技術集団
地面の凹凸を測る技術は、災害防止、森林保全、魚礁の探知、山城の再生など幅広く活用され、さらに自動運転には不可欠な技術となる。いかにして測量のプロは育っているのか?

1)「赤い地図」でブラタモリに登場

藤沢:藤沢久美の社長Talk、今日のゲストを御紹介します。今日は東証二部上場企業です。証券コードは9233のアジア航測株式会社代表取締役社長、小川 紀一朗さんです。小川さん、よろしくお願いします。

小川:よろしくお願いします。

藤沢:小川さんとは、実は1年前にお会いしているんですけど、1年ぶりの再会です。皆さんは御存じかな?「ブラタモリ」にもアジア航測さんは登場している。

小川:出ています。

藤沢:なぜ登場されたのかを、最初にちょっと伺っておいていいでしょうか。

小川:アジア航測の得意な地図は、赤い地図なんですね。その赤い地図を見ると、凸凹した地形がよくわかるということで、タモリさんにも注目していただきまして、それで赤い地図を「ブラタモリ」に出していただくようになりました。

藤沢:だから、「ブラタモリ」を見ている人は、赤い地図は見たことがある。

小川:そうですね。最近はちょっと出ていませんけれども、でもこの前、浅間山で久々に出ましたので、ぜひ「ブラタモリ」を御覧いただきたいと思います。

藤沢:あの赤い地図というのは赤色立体地図といって、これはアジア航測さんが発明された地図なんですね?

小川:そうですね。アジア航測にいます千葉 達朗という社員が発明した地図です。

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