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未来工業株式会社 代表取締役社長 山田 雅裕さん

赤字にならない部品メーカー
電設部品の専門メーカーとして、黒字を続ける未来工業。カリスマ創業者の息子として入社した山田さんの苦労と努力と父との関係から、経営者の成長とは何かを学ぶ。


1)海外から攻められにくい専門部品メーカー

藤沢:藤澤久美の社長Talk、今日のゲストご紹介します。今日は東証一部上場企業です。証券コードは7931、未来工業株式会社代表取締役社長、山田 雅裕さんです。山田さん、よろしくお願いいたします。

山田:よろしくお願いします。

藤沢:未来工業、結構有名で皆さんご存じだとは思うんですけど、あらためて仕事の内容を、どういう仕事をされているか、教えてください。

山田:建築の際に電気工事業者さんや設備工事業者さん、要するに水道屋さんですね。そういう工事業者の皆さんが使われる工事材料を製造・販売しているメーカーです。

藤沢:工事材料というのは、具体的に言うとどんなものになるんですか?

山田:例えば、電気を例にとりますと、毎日皆さん、スイッチで電気を入れますと明かりがつきますよね。その明かりは外から電線を引っ張ってきて、電気を引っ張ってくるわけですが、その電線を通す電線管であるとか、あるいはスイッチの裏に使われている、スイッチボックスと言われるそういうものがあるんですけど、そういった類いの、壁の奥、天井裏、床の下みたいな、目の見えないところにある電気配線に関わる、そういった商品を販売しております。

藤沢:はい。そういった電気配線用の色んな、有名なのはスイッチボックスのメーカーですなんて、よくネットのサイトとか拝見すると書いてあったりするんですけど、未来工業さんがすごくネット上とか、色んなテレビで取材をされるというのは、非常に会社の働き方がユニークであるという話があるんですけど、その話はかなり様々な場所で話されているし、ご存じの方も多いと思うので、後のほうで伺うとして、まず、お仕事の内容をもうちょっと伺いたいなと思っています。電設の資材、部品は、私たちのイメージとすると、日本ではあまり作っていなくて、海外で作って輸入するイメージがあったり、価格競争が大変なイメージがあるんですけども、これを日本でずっと長く作ってらっしゃるのですね。

山田:異業種から来たところは海外で作るとかありますけども、大昔から日本でやっている会社というのは、海外に行きません。電気というのは、どこの国でもそうですが、それぞれの国の法律があって、それで国民の安全を守っているわけです。ですから、それに合わせて作っている関係もあって、われわれの業界で海外から攻められることは少ないです。また逆にわれわれが海外、外国に攻め入るのも難しいです。ですから、基本的には日本国内で、日本国内のために商品を製造・販売していくということのほうを、多くの企業さんが選択していると思います。超が付くような大手企業は若干違うかもしれませんが、いわゆる私どものような中小零細、あるいは中堅企業あたりは海外に出ることは少ないかと思います。

藤沢:じゃあ、一方で国内でやっていくとなると、電設のもの、資材とかというと、大手企業とかも作っていたりすると思うんですけど、そうなると価格競争とか、そういう厳しさはないんですか?

山田:大変です。本当に大変です。ただ、電設の業界と申しますのは、照明メーカーは照明の専業メーカーです。例えば、私が以前、未来工業の社長をやる前に、神保電器というスイッチやコンセントのメーカーの社長やっていたんですが、この神保電器はスイッチ・コンセントの専門メーカーなんです。とにかく、うちの業界と申しますのは、専門メーカーがほとんどなんです。

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Kumi Fujisawa

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http://kumifujisawa.jp20代に起業して、30代で会社を売却して、テレビに出たり、本を書いたり、40代には、ダボス会議のヤンググローバルリーダーになったり、霞が関で働いたり、社外取締役をしたり、有難い30年間の社会人経験を得て、今年から次の30年へ始動。
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