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株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石 良さん

クラウドサーバーが変える私たちの未来
AWS活用によって、東日本大震災時に、赤十字の切れ目ない情報提供と義援金の受け入れを実現した同社。クラウドを生かした新たな働き方も自ら実現し、社会に提供し続けている。


1)今更聞けない、アマゾンのAWSって何?

藤沢:藤沢久美の社長Talk、今日のゲストをご紹介します。今日は、マザーズ上場企業です。証券コードは4434、株式会社サーバーワークス代表取締役社長、大石 良さんです。大石さん、よろしくお願いします。

大石:よろしくお願いします。

藤沢:サーバーワークスって、社名がすごくわかりやすいです。

大石:ありがとうございます。

藤沢:コンピューターのサーバーをお仕事にしていますよと。

大石:はい。

藤沢:ということですが、実は、サーバーというと、会社の中に大きいサーバーコンピューターを置くイメージなんですけれども、そうじゃないんですね。

大石:そうですね。実は、私たちは、皆さんご存じのアマゾンさんが、AWSという名前の企業向けのクラウドサービスをやっておりまして、これを専門で取り扱っているクラウドインテグレーターという職種の会社になります。

藤沢:アマゾンのAWS、これは、最近、すごくよく聞くんですけれども、AWSの「A」はアマゾンなんだろうなぐらいまではイメージが湧くのですけれども、AWSというのがどういうものか、最初に伺っていいですか?

大石:分野で言いますと、IaaSと呼ばれるんです。Infrastructure as a Serviceの頭文字を取って、IaaSと呼ばれるんですけれども、今まで企業の方が社内でシステムをつくろうと思うと、サーバーを買ってきて、自社とかデータセンターに設置して、それで初めてシステムが動いていたと思うんですけれども、アマゾンのクラウドサービスを使うと、こういうサーバーとかコンピューターを買わずに、アマゾンさんのサービスを使って、その中に、企業の方がいろんなシステムとかを動かすことができるようになると、こういうサービスになっています。

藤沢:なるほど。確か震災のときなんかも、皆さん、会社でサーバーを持っていて、停電しちゃったりとか、あと、浸水しちゃったりとかで、いろんなデータが入ったサーバーが動かなくなっちゃったということで大騒ぎになっていましたけれども、アマゾンさんのサーバーに全部預けるという感じですか?

大石:はい、そうなんです。アマゾンさんのサーバーは、例えば、国内にもあるんですけれども、国内ですと、3拠点ぐらいあって、それぞれが分散して配置されるんです。それぞれの拠点が、例えば地震とか、何か災害があったときに、一つの災害で3か所が全部ダメージを受けるようなことがないような場所に置かれているので、なので、安心して情報を預けておくことができると、こういうサービスになっています。

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