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株式会社カナミックネットワーク 代表取締役社長 山本拓真さん

社会保障制度に特化したプラットフォーマ

行政だけでなく、ビジネスの世界でも縦割りが進み、その横連携を促すプラットフォーマー事業の推進は困難を極める日本。医療や介護の世界もその一つだが、そこに横ぐしを刺し、トップシェアを誇るプラットフォーマーが存在する。その軌跡とは。

1)日本の社会保障制度に特化したITサービスを提供
2)意外と知らない介護保険が認定と運営の仕組み
3)地域包括ケアを実現する情報共有可能なITサービス
4)ライバル同士の情報共有を実現できた理由は広告発想
5)なぜ、カナミックは一歩抜きん出ることができたのか?

1)日本の社会保障制度に特化したITサービスを提供

藤沢:藤沢久美の社長Talk、今日のゲストをご紹介します。今日は東証一部上場企業です。証券コードは3939の株式会社カナミックネットワーク代表取締役社長、山本 拓真さんです。山本さん、よろしくお願いします。

山本:はい、よろしくお願いいたします。

藤沢:東証一部もすばらしいけれど、証券コードがすばらしいですね。

山本:ありがとうございます。覚えやすい番号を頂いて。ありがとうございます。

藤沢:3939ってなんか、読んでいて面白いなと。

山本:そうですね。私、上場したときに、「ミックミックのカナミックと覚えてください」という話をちょっとしたんですが、色んな呼び方が。サンキューサンキューでもいいですし、非常にとにかく検索しやすいと言っていただくことが多いです。

藤沢:しかも確かに、社名のカナミックのミックともつながるって。

山本:そうですね。非常に運がよくいい番号をいただきました。

藤沢:こんな、選べないですからね。

山本:そうですね。もう連番なので、ありがたいです。

藤沢:運がいい。

山本:そうですね、ありがとうございます。

藤沢:この、ミックミックのカナミックネットワークさんなんですけれども、簡単にお仕事の内容を教えていただけますか?

山本:はい。われわれはIT企業でございますけれども、医療、介護、子育てといった日本の社会保障制度に特化したITサービスを提供している会社でございます。主にクラウドを利用した、クラウドサービスという形でのインターネットサービスを提供しております。一番大きなところは、この医療介護というところでございます。今の日本の超高齢社会、少子高齢化の超高齢社会の中で、どんどん医療費、介護費が増えていっている状況でございますし、2025年には団塊の世代が75歳を超えてくるというところになっていく、2025年以降2045年ぐらいまでが、日本の社会保障費が一番爆発する状況になりますので、そういったところに対するソリューションを、われわれは提供していきたいと考えておりまして、全国色んな地域地域でソリューションをしていくというような、地域ソリューションを展開している会社でございます。

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