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株式会社インフォネット 代表取締役社長 岸本 誠さん

使い易さを徹底し、東京で成功した福井発企業
C M Sを主たる柱にウェブ開発システム開発、チャットボットを提供する同社。営業の必要なかった福井県から、東京に営業本部を立ち上げて上場に至った岸本さんの手腕と思想とは。

1)福井県企業の東京進出を任され転職

藤沢:藤沢久美の社長Talk、今日のゲストをご紹介します。今日はマザーズ上場企業です。証券コードは4444、覚えやすいですね。株式会社インフォネット代表取締役社長、岸本 誠さんです。岸本さん、よろしくお願いします。

岸本:よろしくお願いいたします。

藤沢:インフォネットという社名なので、ネット系なのかなと思うんですが、簡単に会社のお仕事を教えていただけますか?

岸本:本当にご想像の通りで、ウェブの制作であったりとか、システムの開発であったりとか、それをインターネットで公開していくためのサーバーの提供などを、ワンストップで提供している会社になります。

藤沢:ということは、お客さまは企業なんですね。

岸本:おっしゃる通りで、BtoBのビジネスですね。

藤沢:BtoB。で、実はこのインフォネットさんの会社の沿革を拝見していたら、最初は「インフォ福井ドットコム」と。「福井」って福井県の福井?

岸本:おっしゃる通りです。福井県の創業ですね。

藤沢:福井県生まれの会社なので、つまり、岸本さんも福井出身。

岸本:はい。福井県の鯖江市という、メガネの町の出身です。

藤沢:ですよね。有名ですよね。

岸本:そうです。

藤沢:それがその福井を外して、今は東京本社になっている。

岸本:はい。

藤沢:で、その東京本社への立役者だったのが、岸本さんだったという。

岸本:そうですね。今となっては、そうなると思います。

藤沢:そのへんのお話を、まず伺いたいなと思って、創業者さんは別にいらっしゃった。

岸本:おっしゃる通りです。創業者も福井の出身なんですけど、福井県でウェブの制作をメインとした、個人事業主で立ち上げられて、それがインフォ福井ドットコムというところだったと思いますね。

藤沢:すごくローカルな感じがする。

岸本:すごくローカルです。すごくローカルなんですけども、実は福井県って当時からIT企業というものに対しては、行政がかなり力を入れていらっしゃっていて、弊社は福井県に今でも、今でもというか、福井支社という自社の建物があるんですけど、そこは事務所がソフトパークというふうに、IT企業が集約されている場所だったりするんですよね。なので、当時創業者もそこで店を構えて、スタートしたというふうに聞いています。

藤沢:まず最初は個人事業主的に始められた会社に、この岸本さんが入ったきっかけってなんだったんですか?

岸本:私は前職は外資系の生命保険会社で営業をやっていたわけなんですけども、あるお客さまからのご紹介で、その創業者の方とお会いするきっかけがありました。で、ずっと営業畑のキャリアをもっている人間だったので、彼と色々話していくうちに、彼はもっと自分の会社であったりとか、あるいは世の中に対して、こういうふうなソリューションを提供していきたいよという彼のビジョンで、そのために東京へ出て頑張っていきたいんだというようなお話をしていただいて、で、色んなタイミングもありまして、一緒に頑張りたいなと思って、もうおおむね10年前になりますかね、ジョインさせてもらったというような形です。

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