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「ぱちんこはもうつまらないよ」と言われたので、何がつまらないのか聞いたら、とても嫌な顔をされた話

いつもお読みくださっている方、ありがとうございます。初めての方は初めまして、開いてくださってありがとうございます。

普段はざっくりテーマを決めて、それを妄想というスコップでもって、どんどんと斜めに掘り下げるような事を書き散らかしているわけですが、今回は日記・雑記のようなものです。

いつもに輪をかけてねちっこい話になりますが、よろしければお付き合いください。

はじめに

事の起こりは仕事の休憩中。一緒にいた方との、たわいのない歓談タイムです。

残りの仕事のこと。体のこと。ボートの話に、先のスケジュールの打ち合わせ。そんな中、話題の切れたタイミングで、最近の新台の話を振った時の事でした。

「スロットねぇ。言われても打つ気にならないや。だってつまらないんだもん。」

元々スロット大好きで、ほぼ毎日と言っていいペースでパチンコ屋に通っていた方からのこの発言に、何故か心がささくれ立ちました。

魔が差した、というんでしょうか?
その瞬間のメンタルが良くなかったんでしょうか?
好きで楽しんでいるものを、腐された気分になったような気もします。

過干渉。余計なお世話。そんなつもりの発言じゃない。

頭では理解しつつもお口が暴走、「つまらないって言うけど、最近の台まるで触ってないのに何がつまらないんですか?」と、余計な一言を口走ってしまいました。

以下、その会話の中で出た【つまらない理由」と、それに対する僕の感想になります。


みんなやめていった

「一緒に打ってた仲間、みんなやめていって音信不通になってるじゃん。」

確かにそうです。その方と知り合い、僕も所属していたコミュニティは事実上消滅し(母体はありますし、みなさん頑張ってらっしゃいますが、コミュニティは無くなってしまったので)、そこでのコンタクトは不可能になっています。

私的に連絡先のやり取りをした相手も、色々な事情で縁遠くなってしまった人がたくさんいます。
楽しみの共有ができる相手が減ったとなれば、つまらないという感想になることは理解できます。

しかし、です。

この方、基本的に地元外で打つことがほとんどありません。また、リアルで会ったり近しい間柄であれば別ですが、ネット上のコミュニティ内で積極的に話題の共有をされるタイプの方でもありません。

また、僕を含めて今スロットを打っている人間が、近い範囲にいないわけでもない、と。

つまり、【仲間との会話で盛り上がれなくなったからつまらない】は、大きな理由ではないのでしょう。


規制で出なくなった

「有利区間とか2400枚規制とかで、昔みたいにバーっと出なくなったじゃん。」

確かに、そう感じるでしょう。特に2400枚規制で、どこまで続くか…というワクワクや上乗せ大量脳汁ドパーが無くなって、萎えた人はたくさんいるでしょう。6号機初期は特にその印象は強かった。

しかし、です。

今の【そういった機械】で、2400枚の壁が障害になっているでしょうか?寧ろ、そこに到達する事を目指すゲーム性に変わりましたよね?そこまでの道中も、到達してからも、十分にひりつくポイントはあります。

また、じゃあ5号機時代に1撃で2000枚3000枚というまとまった出玉を、そんなに頻繁に取れていましたか?…とも。
確かに、100枚未満で終わるクソ当たりは今より少なかったかもしれませんが、500〜1000枚未満でハイ終了また最初からやり直しなんて、ザラにあったように思います。

つまり、【6号機最初期の機械の印象と、規制をかけられているという思い込み】で、その後の機械もまとめてつまらないものと、決めつけているだけのように思えてしまいます。


ややこしいんだよ

「優遇冷遇だのミミズだの差枚数だのと、ややこしいんだよ。」

うんそう、確かにです。ある程度スロットのお作法に通じている人間でも、最近の機械は演出から見抜けなかったり、データから推測するにしても、考えることは一昔前に比べて多くなっているように思えます。馴染みのやり方が通用しないとなったら、自分の知っているものとは変わったと感じて、つまらなくなるかもしれません。

しかし、ですよ。

モードに宵越し小役当たり。5号機最前線を走り抜け、その「ややこしさ」を楽しいと言っていた人なんですよ。内部を推測することが楽しみの1つだと言っていた人なんですよ。

勝手が違うからいち抜けた〜は、新しく触れ覚えることがただただめんどくさいのであって、つまらないではないのでありませんか?…と思うのです。


勝てない

「設定も入らなくなってるし、勝てないんだよ。」

一部店舗や地域を除き、厳しい環境ではありますもんね。特に、中小規模の単一店舗のPS併設店なんかは、パチンコが動かないからスロットにも力が入れられない…みたいな話も聞いたり聞かなかったりですから。

しかし、ですよ。

地元1店舗だけのジグマのようなプレイスタイルでは、勝ち負けを考えようという時点で、よほどのお店でなければ無理があります。
そもそも、勝ちに拘ることより居心地の良さを選んで、今のスタイルになっているのですよね?1店舗依存なのに勝てないが言い訳になるのでは、ちょっと筋が通りません。

また、設定のある無しは機械の面白さとはちょっと別ベクトルの話です。設定のある無しは、お店という環境の話であって、環境がつまらないのであれば別の選択肢を探せば良い。

つまりこれも、ただめんどくさいのであって、つまらないとは違う理由だと思うのです。


〇〇の方が…

「ボートの方が面白いじゃん。」

これ。
これが聞きたかったんだと思います。
〇〇の方がスロットより面白い。

この他にも、時間がないとか出るのが遅いとか、出玉契機の門が狭いとか金が掛かるとか、色々出てきましたが。

話している中で(分かってはいた事ですが)、スロットをつまらないとは思っていないとの事。ただ、今一番に楽しい・面白いと思う事をわざわざ脇に置いて、時間を割くほど興味を惹かれていない。

この方の中で、相対評価としてスロットより面白い事があるから打たない。その他の理由は、これの肉付け・後付けであって、それら全てをひっくるめて【つまらない】という括り方をしていたんだと。

合点がいくと同時に、あぁ僕はやっぱり面倒な性格してるなと反省しました。ねちっこい。
これを引き出すためだけに、延々と問い詰めてたんですから、そりゃあ嫌な顔もされますわ。

そして、もう1つ。僕がこの会話を延々とやった理由は、【つまらない】と言われたことに対して、やっぱり怒ってたんだなと。

ただこれは、言葉の意味そのままではなく。

別に嫌いになったわけでも、本当につまらないと思っているわけでもない人が、【つまらない】という言葉を選んだことに対して、です。

僕は言霊信者というか、【発した言葉がその人の中での真実になる】と思っている人なので、スロットが相手の中で知らずにそういうものになってしまう事が嫌だったのだろうな…と。

……めんどくさい人だなぁ。


まとめ

冷静に思い出しながら書き出して思ったのは、上記の締めで書いた通り「こいつ、ホント面倒なやつだな」。

日常会話で、ホントにこういう事をしている。プライベートで絡んでくださってる方、いつもすみません…。

一応の学びというか、まとめとして。

安直に【つまらない】と括ってしまっているものには、けっこうこの例のようにつまらないとは別の理由が隠れていたりします。

そこに気付かないまま、「つまらない、つまらない」と自分に暗示をかけてしまうと、楽しいもの・楽しかったものが色褪せてしまい、非常に勿体無いと僕は感じます。

本当に暇な時間が出来てしまった時、自分の中の【つまらない箱】をひっくり返してみると、ひょっとしたら良いもの眠ったりするかもしないかも、ですよ?


といったところで、今回はここまで。お付き合いありがとうございました!

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