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曖昧さと 分かりやすさと 優しさと

【※注意 本noteを開いて下さった方へ】
このnoteは、いち一般人が、何の根拠も無く資料もないままに、ダラダラとパチンコパチスロ産業へのお気持ちを垂れ流すだけのものです。

その点を踏まえた上で、「そんなこと考えてる奴もいるんだねぇ…」いう程度に、お暇潰しにでも読んで頂ければ幸いです。

はじめに

先日、広告宣伝ガイドラインの第2版が発出されましたね。

といっても、基本ラインは変わらず+これ以前にあった事例集や第三者を使った云々が、具体的な文言として追加されたもの…という認識で良いのかなと思っていたりします。

なにせ、一般人なもので。

本文を手に入れられるような伝手とか無いんですよ…。(あったらあったで、どこから手に入れたんだって話になりますし)

なので、一般人は一般人らしく。断片的に漏れ聞こえてくる内容や、それに係る空中戦の様子などを見て、思った事や憶測を書き連ねてみようかなと。

今回もよろしくお願いします。


追加項目について

ここはまぁ、解説・解釈ができるわけでもないので、ざっくりとですが。

今回追加された項目として、

(7)賞品及び総付景品に関する広告宣伝
(8)第三者に依頼して実施する取材などに関する広告宣伝

があると聞き及んおります。

それぞれ、

(7)ジャグラーのキャラクター商品とか、ゴーゴーカレー入荷とかを、客寄せの広告として使う事「だけ」なら良いよ

と、

(8)ステマにならないようにちゃんとPRとか付けてやるんなら、〇〇駅すぐそばっ!とかじゃなく店名出しても良いよ(後、景表法クリアしたからって気を抜くなよ?風営法・風適法は変わらず遵守な?分かってるよな???)

という解釈になるのかな?

どちらも、健全な広告・宣伝行為の範疇であるのなら…という前提さえ守れるのなら、大手を振ってやれることが増えたという読み方ができるかもしれません。緩和されたと言われると、個人的には違和感しかないのですが、まぁそれは置いておいて。

そう、健全な広告・宣伝の範疇であるなら、です。


そもそも何でこんなものが?

他の項目全ての根幹にもあると推測しますが、殊更に射倖心を唆る、つまりはギャンブル性を広告・宣伝として押し出し過ぎるなよ?…を、細かく具体例などを出しながら注意喚起しているんだと思うんですよ。

これはガイドラインだけでなく、質疑書や事例集などに関しても一緒。お前らは遊技場であって賭場ではないんだから、その辺弁えろよ、と一貫して言ってるように思えるんですよね。

そんなまだるっこしいこと言わないで、他業種のように普通に宣伝くらいさせてくれよ…は、人情として理解はできます。しかし、許可営業のパチンコ店舗運営に関する事なのですから、注釈や制限なんてあって当たり前のもの。

逆に言えば、この特殊な縛りがあることによって、(公然の秘密として)三店方式なんて方法で、換金行為が黙認されている、と。

要は、ギャンブルの側面も併せ持った形でのぱちんこ(産業)を、その形を維持したまま法的に守るための物だと、僕は思っていたりします。

縛るための物ではなくて、槍玉にあげられないように、あげられてもこういうルールの下で健全にやっていますから…と、擁護するための物なんじゃないかなと。

別側面として、反社会的な人たちの食い物にされないように…というのも、もちろんあると思いますけれど。(この辺りの話は、某Tubeチャンネルが、歴史を紐解く形でエンタメに昇華されていたりするので、そちらでお勉強していただければ)


現場レベルとの温度差

でも、「その守るための物が、現実問題としてホールやプレイヤーを苦しめているじゃないか!何と言おうと実質規制なんだよ!」との反論も出るんでしょうね。

ホールとしたら、良い店だと客にアピールする=設定使ってます釘ガバガバです!とやれるのが手っ取り早いし、単純な集客や恒常的な客の確保にも繋がります。(利益率還元率って物があるので、客が増える=増えた分がまるまるお店の儲けって単純構造ではないにせよ)

そのために、例えばイベントをやったり、取材を入れたり、第三者が善意で設定公開(推測)してくれるのを期待したり…といった方法で、広告・宣伝をしてきたわけで。

そして、「それ」を当たり前のこととして、ギャンブル性や(情報戦としての)優位性を楽しんできた多くのプレイヤーにも、それらに待ったをかける行為は、弊害として見えてしまいます。

曰く。
規制やルールが、ぱちんこをつまらなくしている、と。

曰く。
賭場としての魅力を、真っ当に発信させろ、と。

多分ここが温度差の核であり、行政側と現場レベル(機械の射倖性云々含む)が延々とイタチごっこをしている理由なのかなと。


ギャンブルなのか、遊技なのか

これは完全に僕の憶測ではありますが、行政並びにそことの折衝をしている所謂業界団体の見方として、【ぱちんこは遊技であり、ぱちんこ屋は遊技場である】というスタンスは、何があっても揺るがないことだと思います。

そして、国営でない限り、公にギャンブルとしての押し出しも、決して認められることはないだろうとも。

公然の秘密として、黙認はしてやる

公認と黙認の、絶対に越えられない壁がある。(公認になったら、今以上に口出しされると思いますし)

しかし、これを事実上の公認だとして、ギャンブル性に焦点を置いて、熱に浮かされたように盛り上がっただの衰退しただのとやってきたのが、ぱちんこ産業だと僕は思っていたりします。(実情との乖離や僕の思い込み、勘違いがあるのは承知の上で)

いくら盛り上がろうとも、そもそもの足を置く土台や育つ方向が間違っているのだから、伸びた端から叩かれるのは当たり前。

ギャンブル性に楽しみを見出して盛り上がる客がいるのは、客の【楽しみ方の自由】として勝手にやればよろしい。

でも、ホールまでがそれに乗っかって、助長・焚き付け・牽引するのでは、話が違ってくると思うのですよ。

今までのような賭場としてではなく、遊技場としてどう営業努力をするかという方向に、根本から考え方を変えない限り、いつまで経っても同じ事の繰り返し。

いや、先に行けば行くほど、今よりも(賭場としてやろうとするのなら)縛りがキツくなって、何もやれなくなっていくのではないでしょうか?

そうならないようにするための各種文書の発出であったりなのだと思っています。


文書の曖昧さの中にある優しさ

さて、そういった観点で見る、所謂公文書の小難しくて曖昧な表現について。

ちょっと前にX(旧Twitter)上で、某業界団体広報(ですよね?違ったらごめんなさい)の方に、自称店舗役職の方が絡んでいる様子が目に入りました。

  • 分かりにくい

  • 学が無くても分かるように書け

質疑書とガイドラインの関係性や、その内容についての話だと認識したんですが、いち一般人である僕ですら理解出来る話が分からないとはこれ如何に?…と。


また同方の、ニュアンスの違いをきちんと把握してギャンブル方向の煽りにならないように気をつけてね…というポストに関しても、


と、僕の見解を書かせていただきました。
僕なりの理解なので、これが正解だとは言い切りませんが、そう的は外していないと思っています。

ぱちんこ界隈に限らず、また店舗側客側どちらとも限らずの話で、

  1. 言われたこと・書かれたことの表面しかなぞらず、根本の理解をしようとしない

  2. 言われていない・書かれていないことを勝手な自己都合の解釈でやって良いことにすり替える

こういった事例が、度々問題とされています。
1が延ては2になり、問題を引き起こすというパターンなのでしょうが。

注釈される理由、なぜそう言われるのかの本質を理解しようとしない、または自分に都合が悪いから分からないフリをする…という、まぁ子供じみた精神性だなと笑ってしまう話なのですが、事の当事者となったら話は別。

某氏の気苦労が偲ばれます…。
お疲れ様です。

…と、少し逸れてしまったので見出しのテーマへ戻します。

ぱちんこ産業(主に店舗)への各種文書の曖昧さという話ですね。これは表題通り、僕は優しさだと解釈しています。

というのも、本来であれば行政側はほんの少しでもギャンブルの気配を感じるな…と思ったら、すべてNGを出すはずなんですよ。いちいち事案毎に判断するのも非効率的ですし、決まった形以外はすべてダメ…なんてのはお役所仕事なんて揶揄の言葉として使われるくらいのこと。

それを、【業界の自主性に任せる】という言葉で、頭ごなしに押さえつけはしないから、黙認できる範囲でやんなさいよ…としてくれているわけです。

それを理解せず、「言われてないからあれもやりたい、これもやって良いよね!」とはしゃぐのに待ったをかけて、お伺いと言質の意味合いで質疑書がある、と。

本来なら、具体例を出してこれはダメとされる事はマイナスでしかないわけです。自主性に任せては判断できない、自分でNGラインが分からないと、わざわざ自分で宣言しに行っているんですから。

それでもはしゃぐ〇〇がお上の目に付いて、大鉈を振るわれてすべてダメにされる前に、予防線として【具体的なNGライン】を引き出しているんですね。

それは、「こういう事例がダメって事は、何が引っ掛かったポイントか分かるよね?だからみんな気を付けてね?」というガイドラインに繋がる。

NGを出された事例だけを止めれば良いんじゃない。【何がダメと言われたのかの本質】をちゃんと理解する努力しないと、もっと酷いことになるからって警告、イエローカードだと思うんですよね。

解釈の余地も残した。
ギャンブルとしての側面も多少は黙認してやる。産業のカラーではあるしな。
〇〇が多いみたいだから、時間も割いて具体的な回答もしてやろう。

期待してるからな?失望させるなよ?

これが優しさで無くて何なのか。その気になれば、1発全部ダメで余計な手間も無くなるのに。「まだ」ぱちんこ産業を守って残す方向で動いてるんだと思うんですよ?

「現実問題としてそれじゃあお店の運営・経営が…」とか、「今のお客様の期待を裏切るわけには…」とか、刹那的な話をしてるんじゃないと思うんですよ。

根本的に、考え違いするなよ?と、ずっと優しく伝えてくれているんだと思うんですが、これは僕が恣意的に見すぎてるんでしょうか?
店舗管理者や役職の方々からは、総スカン喰らいそうな見解ですが、如何ですか?


まとめ

ということで、まとめです。

「今」の思考で読めば、自分たちを縛るだけの悪かもしれませんが(ホールも客側も)、本来であれば違うんじゃない?という投げ掛け、どう受け止めてもらっているでしょうか?

もちろん、理不尽な決まり事もたくさんありますが、それが決められた過程や理由などにも目を向けて、刹那的な敵対視はしない方がいいよなぁ…とかね、思うのですよ。

まぁどこまで行っても、「今」を守ることが最優先事項になるんでしょうけど……。ホール職域の方々、頑張れっ!!


といったところで、今回はここまで。お付き合いありがとうございました!

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