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デカヘソ稼働が好調なことについてのお気持ち表明

【※注意 本noteを開いて下さった方へ】
このnoteは、いち一般人が、何の根拠も無く資料もないままに、ダラダラとパチンコパチスロ産業へのお気持ちを垂れ流すだけのものです。

その点を踏まえた上で、「そんなこと考えてる奴もいるんだねぇ…」いう程度に、お暇潰しにでも読んで頂ければ幸いです。

⬛︎はじめに

最近の台はボーダーが低く投資スピードが早い。
投資ばかり嵩んで当たりまで耐えられない。
もっと回るパチンコが打ちたい。

ここ数年、パチンコに対してよく耳にする不満点のいくつかです。

回る=抽選回数が増えないことには、当たるチャンスも少ないという思考と、体感的な(特に古い世代の人に顕著)回っていないという印象が合わさり、所謂期待値論から来るボーダー回らないとは違う意味合いで主題にされることが多い話だと思います。

そして、以前(https://note.com/kumicho_joh1/n/nbabdf52e5860)別のテーマでも触れたことがありますが、最近の新台の中にその不満に対するアンサーだろうな…と思われる台が、いくつか出てきています。

所謂【デカヘソ】と呼ばれる、ヘソ入賞口が大きくスタート回数が多くなるように設計された機械たち。

そんな機械が、導入後稼働好調とのことらしいのですが、今回はそれについて思うことを、しばらく前に某コンサルタント氏とスペースでお話しさせていただいたときに感じた・気付いたことも含めて、つらつらと書いてみようかなと。

よろしくお願いします。



⬛︎そもそも稼働率とは

さて、漠然と雰囲気で【稼働・稼働率】と使っていますが、そもそもどういうものなのか、何の指標として語られるのかのおさらいをしなければいけないなと。

▼稼働率とは

稼働率は設置された遊技機の台数に対する遊技者人数の割合です。

パチンコではハンドルを握ることにより玉が発射し、スロットではコインを投入しレバーを叩くことで遊技機が稼働します。
パチンコではアウトメーター、スロットではセレクターに玉・コインが通過することでHC(ホールコンピュータ)の稼働表示される仕組みです。

稼働率では設置された遊技機が営業時間に対してどれくらい動いたかを示す数値となります。


【稼働率計算式】

稼働率=(稼働人数÷時間)÷台数

アウト/セーフだの、こちらも一般人としては雰囲気だけで捉えて正しく捕まえられているか怪しい単語が出てきますが、

  • アウト=打ち出した玉数

  • セーフ=払い出された玉数

くらいの認識でいいのかな?

まぁ、細かいニュアンスは一旦置いておいて、【いっぱい打ち出しされた機械は、比例して稼働率が上がります】としましょう。(雑)

打ちっ逸れが出るくらい人気や話題の機種であれば、それだけ長時間誰かが(1人でなくてもいい)座って打っている=打ち出しが多いという理屈になるのかなと。

逆も真なりで、稼働率が良ければそれは人気機種であると。

ただ、この指標を盲信するのは少し怖いなと思うところもあります。



⬛︎ユーザーファースト?✖️
 変動時間とヘソ賞球の罠

これは、冒頭で触れた某コンサルタント氏との会話で指摘され、自分でデカヘソ機種を打った上でも感じたことなのですが。

低保留(保留0や1など)の変動時間が短い
ヘソの賞球は1である

この2点。これが、はじめの項で書いたニーズとは完全合致していないなと感じます。


◆低保留(保留0や1など)の変動時間が短い

これはどうよろしくないかというと、【止め打ちをする隙がない】ということ。実際に打ってみてもそう感じましたし、理屈で考えてもそうなるんですよね。

どういうことかというと。


ご存知の方もいるかと思いますが、パチンコは1分間で打ち出せる玉の数が決まっています。確か1分で100発以内だったかな?

そして某氏曰く、デカヘソ機種の低保留の変動秒数は7秒ほど、止め打ちをするような(俗に言う保3保4)保留の変動は1秒ほどとなっているそうです。(もちろんハズレのリーチならず前提)

打ち出しが100発÷60秒≒1,67発/秒

デカヘソの所謂1000円ボーダーが30回として、1000円=250玉(4円計算)だから

250玉÷30回=8,33玉/1回

1回転回すのに使う秒数は、

8,33÷1,67≒4,99

約5秒で1つ入賞→変動。

もっと分かりやすく書くなら、

250発→60秒×2,5=150秒
150秒÷30回=5秒/回

そう考えると、保留がMAXになって止め打ちをする時間が無さそうですよね。俗に言う保3保4は1秒で変動停止してしまうわけですし。

そうすると、止め打ち云々どころか打ちっぱなしになるわけです。(ヘソ入賞及び一般入賞をする分の払い出しを考慮していない計算をしていますが、分かりやすくということで…汗)

現実には、変動が止まってしまっている時間も生まれるかもしれません。

つまり。

数字の上では回っているのに、体感として液晶が止まる=回っていないという印象になりかねないんですよね。

これが、理論や期待値抜きの、体感で【回ってない】とする人たちにとって、よろしくないのでは…と思う点。


◆ヘソの賞球は1である

上記のように、デカヘソ機種は基本打ちっぱなしになりかねない仕様です。

そして、ヘソの賞球は最近の機種と同様に1玉戻し。つまり、一般入賞口に入らない限り垂れ流しの減る一方、良くて1玉だけの現状維持。

これは、投資スピードに難色を示している層に対しては、あまりよろしくない仕様なのではと思うんですよね。

そして、これらの要因が合わさった結果……。


⬛︎数字のマジック……かもしれない?

さて、稼働率の話に戻ります。

先に書いた通り、打ち出し玉数が増えれば1台あたりの稼働率という数字は上がります。理想は止め打ち無しの垂れ流し、1時間で6000発打たれることです。

そして、所謂デカヘソ機種として語られている新機種の仕様は、それに添う作りのようにも見えます。

もちろんそういう作りだからといって、そもそもプレイヤーが台の前に座ってハンドルを捻ってくれなければ、どんなに優秀な台(色々な意味で)であっても話題や評価のスタートラインには立たせてもらえません。

また、純粋に抽選回数自体は増えていることを評価する層や、台としての面白さ(演出など)を支持する層もいるからこそ、数字としてランキング入りしているのも事実なのでしょう。

ただ、他の機種よりお店が儲けや数字が出しやすいものであること、規制が緩和され総量規制が無くなったわけではないこと(どこかを立てれば帳尻合わせはしないといけない)など、話題だ人気だという風評に流されず、冷静に見る部分も残しておかないとな…と。

そう思う所存であります。



⬛︎まとめ

いかがだったでしょうか?

せっかく盛り上がっているところに水を差すなよ……との声も聞こえてきそうですが。

冒頭であげた別noteで




「こうなってくれれば……。」という思いとは、少し違った形で世に出てきたので、これはひとつお気持ち表明せねば…となってしまいまして。

とはいえ、元気の無かったパチンコに少しずつでも注目が集まる話題があるのは、素直に良いことだと思っています。

まだ試行錯誤の最中。ここを踏み台にして、お店もプレイヤーも納得できるような機械がどんどんと出てきてくれればいいなと願っております。

メーカーの方々、期待してます!



といったところで、今回はここまで。お付き合いありがとうございました!

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