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それは妄想です!

こんにちは♪  noteを頑張る婆さんです!

今日の記事はnoteさんが 読書の話はどうですかとご提案があったので
やってみようかな?

図書館に長い長い期間を待たされて、やっと届いた本
「もう別れてもいいですか」 垣谷美雨・著

まだ読書途中~ですが・・・ニタニタ笑いながら読んでます!
(この本、面白いので是非読んでみてください。 まだ全部読んでないのにお勧めできます)

ワタシの長い結婚生活の中、あるある話が満載で~
読みながら、過去の腹立たしい出来事も思い出したりして、
でも、それらの出来事の収め方もそれぞれやなぁと思ったり・・・

本の内容はネタバレになるので控えて、我が夫婦の事を・・・

愛は無いけど、情はまだ僅か残ってる・・・なんていう状態の夫婦です。(夫がどう思ってるかは知らんけど~)

不平不満は満載やけど、もはやこの歳になれば、幸せかどうかは別に置いとこのままでず~とが一番無難やなと・・・老い先短いので無駄なエネルギーを使って元も子もなくなれば泣くに泣けないし。

少なくともワタシはそう思うのです。
今更改善とか、相手を変えようとかは無駄な抵抗。
希望なども持たないでおこう・・・諦めが肝要
持つのはいいが、叶う事より叶わない事への落胆が大きいに違いない

あ。お若いこれから結婚しようかと思われてる方は、この本は読まない方がよろしい。

夢もちぼう(希望)も無くなります。
全夫婦がそうなのか?とは言えないのでありますが。

たま~~~~に、ごくごく稀~~に、奇跡のような理想形のご夫婦がいらっしゃる。

良い星の元に生まれて来はったんやな♪

もっとも最近の若夫婦は、また違った結婚観をお持ちかもしれません。
理想形が変わってるかもね。
社会全体の状況も変わってますからね。

このご本に出てくる時代背景は、昭和の夫婦像の事ですから。
私もこの世代・・・。

それでも、この昭和の夫婦像とて、私の親の世代から見ると妻の待遇は良い方になっていると思います。

わが父は絶対君主でした。白と言えばだれが何と言おうと白です!
母が小さな声で黒やんなぁと言っても、歯向かう事はありませんでした。

そんな従順な母を見て育ったものですから、私も新婚時代は夫に従順でした。
いや、新婚時代・・じゃなく結構長く我慢してましたね。
でも、娘たちが中高生になると、私に味方しますからね。

男一人に 女三人じゃぁね・・・
徐々に徐々に私も力を付けてくるんですよ。
根っからの私の性格がムクムクと出てきますしね(笑)
お手本としていた母も亡くなって、重しが取れた感じでしたね。

本来男の仕事と思われる、金槌持って棚を作ったり、電気関係の家仕事も、私が担うようになりました。

夫に頼むといつになるか分からん! 
「後で~」って言うんです。後っていつ?
黙って待ってりゃ、すっかり忘れるほどに・・・

それ以来頼み事は致しません。
大体が私は人に頼みごとをするのが苦手です。
甘え下手とでも言おうか・・・、何でも自分でやった方が早い!

娘が「お母さんの金槌持つ姿やペンチ持ってる姿が似合ってる…誰かさんよりも」と言わせるに至りました。まったく、トホホですわ・・・

ベランダに猫の日向ぼっこ用の棚や、落下防止のためのベランダ全体をネットで覆う仕事も私がやりました。

梯子をかけて、少しずつずらしながら、屋根の上からネットをぶら下げて・・・・ぐるりとな!

知ってても手伝おうかの言葉もありませんでしたね。

そんな夫は、大工仕事や電気仕事だけじゃなく、もちろん家事もほとんど致しません・・・・
自分の親の事でも私に任せきりでしたね。
他の兄弟姉妹も大人数居る割に動きませんでしたね。
何しろ、8人兄弟の末っ子の嫁です。
パシリもええとこでした。

小姑鬼千匹と言いますが、嫁は他人・・・嫁は家族・・・を
事柄によってうまく使い分けしましたね。

こんな調子でしたから、離婚の二文字はいつもワタシにありました。
お守りに離婚届の用紙は箪笥に入ってましたね。
いつか思い知らせてやる!って胸に秘めてましたね。

絶対ワタシが先に死んで、困らせてやるって思ってました。
あまり長生きしても、この先にバラ色の人生があるって思えませんものね。

しかしですね、長生きしたくないと思っていたのに、猫好きのワタシがつい見つけてしまった野良の子猫が、その思いをひっくり返したのです。

夫は猫嫌い! 
しかし、放っておくなんて出来ないワタシ・・・
里親探すからしばらく置いてやってと、頭を下げる羽目になったのです。
本心は里親探すなんて全くの大ウソ。
ズルズルと飼ってしまえという目論見。

きっとこの可愛さに屈服するに違いないと思いました。
思い通りに・・・猫って恐ろしいですね。
あんなに猫嫌い(動物全般嫌い!)だった夫が骨抜きにされたのは言うまでもありません。

「この1匹だけやぞ・・・」と念を押されましたが、その2年後・・・
またもやガリガリに痩せた、目が目ヤニで開けれない子猫を見つけてしまいました。
ありゃ~、どうしよう?って思いましたが、捨て置くという選択肢はワタシにはありません。

前の子猫は本当に可愛い顔して、見るからに放っておけない子でしたが、
今回の子は・・・
何しろ目がふさがってて、ガリガリで、体は薄汚れて小汚い・・・とてもじゃないが許可はないなぁって思いました。

案の定、「よりによって、何でこんなぶっさいくな猫やねん!」って言われました。
「でも、このまま放っておくと死ぬで。そんな寝覚めの悪い事出来ない!
せめてもう少し元気になるまで・・・」とねじ伏せました。

あのね、夫は悪い人違いますのよ。
ただ自分ファーストの人って言うだけです。
うまく転がせば何とかなる人です(笑)

ええ、うまく転がして、現在はこのぶっさいくな子も8歳になりました。
その前の子はもう夫の寵愛を独り占めしてます。
やはり人間も猫も見た目ですか?(笑)

そんなこんなで、保護猫を最後まで看取るという責任があるので、夫より先に死んで困らせたるっていうワタシの当初の目論見は、猫より先に死んだらアカン!に変わりました。

このnoteのクリエイターさんであられます、猫歌人の仁尾悟さんが言うてはります。
猫を飼うって事は・・・幸せ!を貰う事

「幸せは前借であり その猫を看取って やっと返済できる」

こうして、夫に幸せを貰ったわけじゃなく(断言)猫にいただいた幸せなので、離婚届の用紙も使うことなく、猫を看取るまでワタシは生きて行かねばなりません。

「夫婦一緒にず~~っと幸せ」は、 妄想だと思うけど、理由はともかく
一緒に一つ屋根の下に居るって言うのは事実で、このまま大人しくしとこうという選択をしている以上、幸せなんかなぁ?

シニアの夫婦って・・・・こんなちっぽけな幸せ暮らしをしておりますのよ。
お若い方ごめんなさいませ。

夢もちぼう(希望)もなくなっちゃったかしら?

さっ、今日も本の続き読もうっと!

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